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J-GLOBAL ID：202002242673781805   整理番号：20A2805194

目的外行動を行うAI

Out of Purpose Behavior AI

著者 (2件)： 岡野光稀 (電気通信大学院情報理工学研究科) ,  西野順二 (電気通信大学院情報理工学研究科)
資料名： 知能と情報  (日本知能情報ファジィ学会誌)
巻： 32  号： 5  ページ： 903-906(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： L0501A  ISSN： 1347-7986  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,目的外行動を行うAI(out of purpose behavior AI: OAI)と呼ぶ,ゲーム本来の目的とは異なるプレイを行うAIの構成方法について検討する.OAIの設計では,人間は自らの価値観に基づいて行動の目標設定を行う,という発想に基づき,ゲームのプレイ状況に応じた目標設定を自動で調整するための「価値観」と,その調整の基準となる「愛着」をシステム化した.実験結果より,迷路ゲームのマップ上で図形を描くという目的外行動において,OAIはより愛着の強い図形を多く描くようにプレイ傾向を変化させたことを確認した.(著者抄録)

シソーラス用語： *人工知能 ,  *ゲーム ,  目標設定 ,  価値観 ,  愛情 ,  迷路【経路】
準シソーラス用語： *AI【人工知能】 ,  愛着 ,  目的

著者キーワード (8件)： AI ,  ゲーム ,  価値観 ,  愛着 ,  AI ,  game ,  sense of values ,  attachment

分類 (2件)： 人工知能  (JE08000Z) ,  ゲーム理論  (KA03060T)

引用文献 (6件)：

• [1] 池田 心, S. Viennot: “モンテカルロ碁における多様な戦略の演出と形勢の制御~接待碁AIに向けて,” ゲームプログラミングワークショップ2012論文集, 第6号, pp. 47-54, 2012.
• [2] S. Temsiririrkkul, H. P. Luong, and K. Ikeda: “Production of Emotion-based Behaviors for a Human-like Computer Player,” The 17th Annual Simulation and AI in Games Conf. (GAMEON2016), Sep. 13-15, Lisbon, pp. 49-53, 2016.
• [3] D. Pathak, P. Agrawa, A. A. Efros, and T. Darrell: “Curiosity-driven Exploration by Self-supervised Prediction,” Proc. of the 34th Int. Conf. on Machine Learning (ICML’17), Aug. 6-11, Sydney, pp. 2778-2787, 2017
• [4] 中川絢太, 佐藤直之, 池田心: “ゲームの目的達成のみを追求したAIでは生まれにくいゲーム内行動の分類と考察,” 情報処理学会研究報告:ゲーム情報学(GI), Vol.2016-GI-36(20), pp. 1-9, 2016.
• [5] 木村元, 宮崎和光, 小林重信: “強化学習システムの設計指針,” 計測と制御, Vol.38, No.10, pp. 618-623, 1999.

タイトルに関連する用語 (2件)： 行動 ,  AI