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J-GLOBAL ID：202002242867804404   整理番号：20A2212478

避難行動を誘発するための災害情報に関するテキスト表現の比較調査

A Comparative Study on Text Expression about Disaster Information to Induce Evacuation

著者 (4件)： 安井友徳 (立命館大学大学院 情報理工学研究科) ,  北村尊義 (立命館大学 情報理工学部) ,  泉朋子 (立命館大学 情報理工学部) ,  仲谷善雄 (学校法人立命館)
資料名： 電気学会論文誌 C  (IEEJ Transactions on Electronics, Information and Systems)
巻： 140  号： 7  ページ： 874-882(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： S0810A  ISSN： 0385-4221  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大地震と津波が発生したとき,即時避難は安全に不可欠である。例えば,2011年の東日本大震災では1万人以上の人々が亡くなり,その90%以上が津波で溺れ,すなわち,地震発生後,津波から脱出できなかった人々は津波の被害にあった。地震後,即時避難していたならば,被害を抑えることができた可能性がある。本研究では,即時避難を誘発するためにモバイルデバイス上のテキストベース情報表現を解析した。スマートフォンに災害情報を提供し,津波高さ,津波の到着時間,予想される避難者数,建築物の損傷などに関するテキスト表現を比較した。比較検証の結果は,本研究では,恐怖喚起コミュニケーションを用いた建築物の損傷に基づく文章が避難を誘発するために最も効果的であることを示した。しかし,70代以上においては,文章の有効性は半分未満であった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *人間行動 ,  *情報 ,  *表現 ,  研究 ,  スマートフォン ,  指導 ,  アンケート ,  災害
準シソーラス用語： アンケート調査 ,  *災害情報 ,  大規模災害 ,  比較検討 ,  避難勧告 ,  *避難行動 ,  *文章表現

著者キーワード (8件)： - ,  - ,  - ,  - ,  - ,  - ,  - ,  -

分類 (3件)： 災害・防災一般  (RA02010Q) ,  個生態学  (EE03020H) ,  移動通信  (ND08030H)

引用文献 (25件)：

• (1) 警視庁:平成23年警察白書 (2011)
• (2) T. Katada, M. Kodama, N. Kuwasawa, and S. Koshimura: “Issues of resident's consciousness and evacuation from the tsunami-from questionnaire survey in kesennuma city, miyagi pref. after the earthquake of minagiken-oki, 2003-”, Journal of Japan society of civil engineers, Vol. 2005, No. 789, pp. 93-104 (2005) (in Japanese)
• 片田敏孝・児玉 真・桑沢敬行・越村俊一:「住民の避難行動にみる津波防災の現状と課題-2003年宮城県沖の地震・気仙沼市民意識調査から-」,土木学会論文集,Vol. 2005, No. 789, pp. 93-104 (2005)
• (3) 広瀬弘忠:「人はなぜ逃げ遅れるのか 災害の心理学」,集英社(2004)
• (4) T. Katada, M. Kodama, and H. Saeki: “Study on residents' recognition of a flood hazard map and promotion measures of its recognition”, Annual Journal of hydraulic engineering, JSCE, Vol. 48, pp. 433-438 (2004) (in Japanese)

タイトルに関連する用語 (5件)： 避難行動 ,  誘発 ,  災害情報 ,  表現 ,  調査