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J-GLOBAL ID:202002243042766677   整理番号:20A2059899

ステンレス鋼SUS304の乾式切削におけるビルドアップ層の保護効果に関する研究【JST・京大機械翻訳】

Study on the protective effect of built-up layer in dry cutting of stainless steel SUS304
著者 (4件):
資料名:
巻: 65  ページ: 138-148  発行年: 2020年 
JST資料番号: A0734B  ISSN: 0141-6359  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本研究は,ステンレス鋼SUS304の乾燥切削におけるビルドアップ層(BUL)の保護効果の系統的で包括的な調査を提示する。BULとビルドアップエッジ(BUE)形成条件の詳細な検査,それらの形成機構,およびそれらの保護効果を,種々の切削速度(5~140m/分)と種々の送り速度(0.02~0.1mm/rev)で実施した。非被覆超硬合金工具を切削工具として用いた。BUL/BUEと工具摩耗の寸法を,走査電子顕微鏡(SEM)とレーザ共焦点顕微鏡(LCM)で測定した。BUL/BUEの保護効果を,クレータ摩耗進行,切削力解析,および表面粗さ解析と同様に,逃げ面摩耗進展を用いて特性評価した。その結果,低切削速度(5~20m/min)で切削刃の周りにBUEが形成され,水滴に似ているBULは40m/min以上の切削速度で工具すくい面上に形成されることが分かった。そして,切削速度が40m/分から140m/分に増加するので,逃げ面ビルドアップ(FBU)の薄層は工具逃げ面上に形成できる。BUL/BUE形成機構も確認した。BULは保護層と考えられ,工具すくい面を摩耗から防止できるだけでなく,工具逃げ面摩耗も減少させることができるが,BUEはクレータ摩耗を防ぐことができる。そして,ある程度,FBUの薄層は,SUS304の乾燥切削における摩耗工具逃げ面上の保護層としても作動できる。また,BULの高さは,その保護作用において非常に重要な役割を果たすことが明らかになった。一方,BULとFBUの薄層は,切削力と表面粗さの振幅変化に全く影響がないことがわかった。これらの結果は,BULがSUS034のような難削材の切削における自己保護ツール(SPT)の実現に使用できることを示した。さらに,本研究は,工具摩耗に及ぼすBUL,BUE,およびFBU形成の影響を,高精度予測を達成するために,工具摩耗モデルで考慮する必要があることを証明した。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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切削一般  ,  フライス加工 
タイトルに関連する用語 (5件):
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