抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
・公共交通システムの基本的な問題は,経済効率を向上させるために如何に乗客を増やすかであり,多くの公共交通システムでは,一定の補助金を受け取りながら平均的な価格体系で運営。
・本文では,今日の情報通信技術(ICT)を適用することにより,公共交通機関に高度な価格体系を実現するためのツールとして,乗客を増加させる方法及び経済メカニズムを研究。
・スマートカードや携帯電話による支払いは乗車券購入の時間を減少させ,輸送の利便性を向上させるので,ICTの利用は公共交通機関の効率上昇に寄与。
・更にICTの利用により公共交通機関を利用する乗客の行動に関する正確な情報が入手可能。
・団体客は公共交通機関の効率輸送に直結するので,団体客への運賃割引は必要であり,世界の多くの国では一般的。
・日本のある鉄道会社の通勤定期券の乗客の輸送距離は40.4%で,支払い金額は35.8%であるが,普通乗車券利用者の輸送距離は30.6%で,支払い額は55.8%,通学定期券乗客は,それぞれが29%,8.4%。