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J-GLOBAL ID:202002244856010567   整理番号:20A0764479

腎臓TNFαは慢性腎臓病におけるWNKリン酸化カスケードを活性化し,食塩感受性高血圧症に寄与する【JST・京大機械翻訳】

Renal TNFα activates the WNK phosphorylation cascade and contributes to salt-sensitive hypertension in chronic kidney disease
著者 (18件):
資料名:
巻: 97  号:ページ: 713-727  発行年: 2020年 
JST資料番号: E0559B  ISSN: 0085-2538  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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非リジンキナーゼ(WNK)-STE20/SPS1関連プロリン/アラニンリッチキナーゼ(SPAK)-塩化ナトリウム共輸送体(NCC)リン酸化カスケードの不適切な過剰活性化は,遠位腎臓ネフロンにおけるナトリウム再吸収を増加させ,食塩感受性高血圧をもたらす。慢性腎疾患(CKD)は食塩感受性高血圧症の共通原因であるが,WNKリン酸化カスケードの関与は不明である。さらに,免疫系が塩感受性に重要であるという事実にもかかわらず,WNKキナーゼに対する免疫系の影響は研究されていない。ここでは,WNK1の蛋白質存在量は,CKDのアリストロキン酸腎症マウスモデルで遠位畳込み細管で増加することを示した。従って,SPAKとNCCの両方のリン酸化も増加した。さらに,高塩食はこのモデルにおいてWNK1-SPAK-NCCリン酸化カスケードの活性化を適切に抑制せず,食塩感受性高血圧をもたらした。また,WNK1はアデニン腎症において増加したが,腎臓亜全摘,CKDのモデルにおいては増加しなかった。免疫系に焦点を合わせたこれら3つのモデルの転写物を比較することにより,腫瘍壊死因子(TNF)-αがWNK1蛋白質発現を調節すると仮定した。事実,TNF-αは,WNK1蛋白質を分解する,NEDD4-2 E3-リガーゼの転写と蛋白質レベルを低下させることにより,培養腎尿細管細胞におけるWNK1蛋白質発現を増加させた。さらに,TNF-α阻害剤エタネルセプトは,アリストロキン酸腎症モデルにおいて,in vivoでの遠位畳込み細管におけるNEDD4-2発現の減少とWNK1-SPAK-NCCリン酸化カスケードのアップレギュレーションを逆転させた。したがって,食塩感受性高血圧は,TNF-αによる腎臓WNK1-SPAK-NCCリン酸化カスケードの活性化を介してCKDに誘導され,免疫系との関連を反映する。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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泌尿生殖器の基礎医学  ,  細胞膜の輸送 
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