抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】神経芽細胞腫SH-SY5Y細胞に及ぼすERK阻害剤U0126の保護作用を観察する。【方法】SH-SY5Y細胞を,対照群(Control群),DMSO対照群(DMSO群),グルコース欠乏再潅流群(OGD/R群),U0126低用量群(U0126-L群)にランダムに分割した。U0126群(U0126-M群)とU0126高用量群(U0126-H群)。DMSO群は0.06%DMSO,U0126-L群,U0126-M群,U0126-H群は,それぞれ10,20,30μmol/LのU0126を投与し,24時間後にはOGD/R群,U0126-L群,U0126-M群。U0126-H群には,2時間酸素欠乏,24時間再酸素化を行った。細胞生存率をCCK-8法により測定し,細胞培養液中の乳酸デヒドロゲナーゼ(LDH)活性を微量酵素標識法により測定し,アポトーシスをHoechst33258染色により観察した。Westernblotting法にて細胞中のcleaved-Caspase3蛋白を測定した。【結果】細胞生存率は,対照群,DMSO群>U0126-H群>U0126-M群>U0126-L群>OGD/R群(すべてP<0.05)で,LDH活性,および細胞生存率は,対照群に比して高かった(すべてP<0.05)。<U0126-H群(U0126-M群)の<U0126-L群<OGD/R群(P<0.05)におけるcleaved-カスパーゼ3発現量は,対照群,DMSO群,U0126-H群,およびU0126-M群よりも低かった(P<0.05)。Control群とDMSO群の間に有意差はなかった。OGD/R群の核膜が破裂し、細胞核が凝縮し、染色が深くなり、細胞数が明らかに減少し、U0126-L群、U0126-M群、U0126-H群の核染色が浅くなり、細胞数が増加した。【結語】U0126は,低酸素-再灌流障害のSY-SY5Y細胞を保護し,細胞生存率を高め,細胞損傷を軽減し,アポトーシス率を低下させる。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】