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J-GLOBAL ID:202002247313925620   整理番号:20A0620925

トマト粉末中のリコペンのZ異性化のための化学的フリーアプローチ:リコペンの融点以上の高温空気と過熱水蒸気加熱【JST・京大機械翻訳】

Chemical-Free Approach for Z-Isomerization of Lycopene in Tomato Powder: Hot Air and Superheated Steam Heating above the Melting Point of Lycopene
著者 (9件):
資料名:
巻: 122  号:ページ: e1900327  発行年: 2020年 
JST資料番号: B0531A  ISSN: 1438-7697  CODEN: EJLST  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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リコピンのZ-異性体は全E-異性体よりも高いバイオアベイラビリティと抗酸化能を示した。したがって,Z-異性化のための効率的で環境に優しい方法を開発することは重要である。(全E)-リコペンのZ-異性化のための現在の方法は,有機溶媒や触媒などの毒性化学物質を使用する。本研究は,高温空気と過熱水蒸気加熱によるトマト粉末中の(全E)-リコペンのZ異性化のための化学フリー法を開発することを目的とした。Z-異性化反応はリコペンの融点以上の加熱により促進された。過熱蒸気で加熱すると,高温空気で加熱した場合と比較して,リコピンの熱分解は抑制された。トマト粉末を過熱水蒸気により240°Cで5分間加熱すると,全Z異性体含有量と残留リコペンはそれぞれ69.0%と90.7%であり,一方,熱空気加熱では全Z異性体含有量と残留リコペンはそれぞれ69.9%と68.0%であった。これらの結果は,リコペンの熱Z異性化が溶融状態で起こり,低酸素雰囲気中での加熱がリコペンの熱分解を抑制することを示した。実用的応用:リコペンZ-異性体に富むトマト粉末は食品及び動物飼料産業にとって重要な成分である。リコピンのZ-異性体は低毒性で環境に優しい溶媒であるエタノールを含む溶媒に可溶であるので,エタノールによるリコペン抽出の効率は原料としてZ-異性体に富むトマト粉末を用いることにより改善できる。得られたZ-異性体に富む抽出物は,Z-異性体が全E-異性体のそれらよりも高いバイオアベイラビリティと抗酸化能を有するので,高い付加価値を有する。さらに,リコピンZ-異性体は全E-異性体のそれらより高い蓄積効率と鶏卵卵黄におけるより良い色改善を示すので,Z-異性体に富むトマト粉末は効果的な動物飼料である。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
油脂の性質  ,  食用油脂,マーガリン 

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