文献

J-GLOBAL ID：202002247418968574   整理番号：20A0428469

交換ナトリウムカチオンによる低品位炭の電子状態【JST・京大機械翻訳】

Electronic State of Low-Rank Coals with Exchanged Sodium Cations

著者 (2件)： Shinohara Yuji (Center for Advanced Research of Energy and Materials, Hokkaido University, Hokkaido, Japan) ,  Tsubouchi Naoto (Center for Advanced Research of Energy and Materials, Hokkaido University, Hokkaido, Japan)
資料名： ACS Omega  (ACS Omega)
巻： 5  号： 3  ページ： 1688-1697  発行年： 2020年 
JST資料番号： W5044A  ISSN： 2470-1343  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 著者らの以前の実験研究は,低コストの天然ソーダ灰から調製されたNa+交換石炭が,固定床石英反応器を用いた低品位炭の水蒸気ガス化のための優れた触媒であることを示した。しかし,低品位炭に及ぼすNaイオン交換の影響を実験的に明らかにすることは困難である。低ランク石炭に及ぼすNa+イオンの影響を調べるために,本研究ではNa+交換石炭モデルと生石炭モデルの間の電子状態を決定し,RHF/6-311G*とB3LYP/6-31G*を用いて比較した。実験は,Naイオン交換が低ランク石炭ガス化に著しい影響を持つことを明らかにした。低ランク石炭のモデル構造は,Na交換前後の電子状態に関して,単純な主分子構造でさえも著しく変化すると考えられる。COOH/OHのHが1,2,3のNaイオンでイオン交換された分子モデルを開発し,量子化学計算を行った。その結果,Na+交換サイトの数が増加すると,Na+交換石炭モデルの場合には,石炭分子上の電子状態がより負に帯電することが分かった。これは低ランクの石炭と水蒸気の反応性の強化に寄与すると推定される。さらにNa+交換石炭分子の弱い結合をNa+交換前後のMullikenとLoewdin結合次数の差を計算することにより調べた。結果は,低ランク石炭分子モデルにおける交換Na+の数の増加が,分子中の弱い結合の数を増加させることを示した。これは低ランク石炭の分解を強化するのに寄与すると推定される。Copyright 2020 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 石炭 ,  分子構造 ,  *低品位炭 ,  分子モデル ,  反応器 ,  石英 ,  結合次数 ,  石炭ガス化 ,  *電子状態 ,  触媒 ,  炭酸ナトリウム ,  固定層 ,  イオン交換 ,  ナトリウムイオン ,  水蒸気ガス化

分類 (1件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K)

タイトルに関連する用語 (4件)： ナトリウム ,  カチオン ,  低品位炭 ,  電子状態