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J-GLOBAL ID:202002247438608308   整理番号:20A1580467

USP15はウイルスRNA翻訳と脂質滴形成の調節を介してC型肝炎ウイルス伝播に関与する【JST・京大機械翻訳】

USP15 Participates in Hepatitis C Virus Propagation through Regulation of Viral RNA Translation and Lipid Droplet Formation
著者 (26件):
資料名:
巻: 93  号:ページ: Null  発行年: 2019年 
JST資料番号: B0869A  ISSN: 0022-538X  CODEN: JOVIAM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ABSTRACT C型肝炎ウイルス(HCV)は効率的な増殖のための細胞因子を利用する。ユビキチンは基質に共有結合してその安定性を変化させ,シグナル伝達を調節する。本研究では,HCV伝播に対するユビキチン化の重要性を調べた。脱ユビキチン化酵素(DUB)の阻害または非特異的DUBの過剰発現はHCV複製を障害し,ユビキチン化がHCV複製を調節することを示唆した。HCV伝播に関与する特異的DUBを同定するために,著者らはDUBに対するRNA干渉(RNAi)スクリーニングを設定し,HCV伝播の新しい宿主因子としてユビキチン特異的プロテアーゼ15(USP15)を成功裏に同定した。著者らの研究は,USP15がHCV RNAの翻訳と感染性HCV粒子の産生に関与することを示した。さらに,ヒト肝細胞系(Huh7とHep3B/miR-122細胞)におけるUSP15の欠損はHCV伝播を障害したが,USP15は肝細胞特異的機能の調節を通してHCV伝播に関与することを示唆した。さらに,USP15の消失はin vitroおよびin vivoでの先天性免疫応答に影響を及ぼさないことを示した。また,USP15欠損Huh7細胞は脂質滴(LD)量の減少を示し,パルミチン酸の添加は感染性HCV粒子の産生を回復させた。まとめると,これらのデータはUSP15がHCV RNAの翻訳とLDの形成を調節することによりHCV伝播に関与することを示唆する。ユビキチン化はHCVライフサイクルにおいて重要な役割を果たすことが示されているが,HCV伝播においてユビキチン鎖を基質から切断する脱ユビキチン化酵素(DUB)の役割については研究されていない。ここでは,HCV伝播を調節するDUBとしてUSP15を同定した。USP15はウイルス蛋白質との相互作用を示さず,先天性免疫応答に参加しなかった。Huh7細胞におけるUSP15の欠乏はHCV RNAの翻訳の抑制と脂肪滴の量の減少をもたらし,脂肪酸の添加は感染性HCV粒子の産生を部分的に回復させた。これらのデータは,USP15がウイルスRNA翻訳と脂質代謝の調節を介して肝細胞におけるHCV伝播に関与することを示唆する。Please refer to the publisher for the copyright holders. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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ウイルス感染の生理と病原性  ,  酵素一般 
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