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J-GLOBAL ID:202002247700425811   整理番号:20A2494988

本研究は,日本短角種の停滞の原因と,それらに適合する産地マーケティングを明らかにした。短角牛の最大産地とその最大販路先における詳細な事例研究を実施して2つの結論を得ている。第1に,短角牛の主要販路先の1つであっても販売不振のため高く買うことができず,購入頭数が大きく減少したことは事実であった。この理由で,短角牛生産者は黒毛和種の比率も増やさなければ安定した利益を得ることができなかった。第2に,規模はまだ限定的であるが,新しい産地マーケティングは,全関係者に利益を与えるオールウインアプローチを発展させている。この手法により,主要な正肉卸売り業者は,産地の主要販路が販売苦戦している短角牛の在庫を仕入れるための新たな販路を構築したり,食肉部位別の販売を強化するであろう。

Stagnation in Japanese Shorthorn Production Area and Development of Production Area Marketing: A Case Study of Yamagata Town, Kuji City
著者 (2件):
資料名:
巻: 29  号:ページ: 1-15  発行年: 2020年09月30日 
JST資料番号: L4254A  ISSN: 1341-934X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究は,日本短角種生産の停滞の原因と,それらに適合する産地マーケティングを明らかにした。短角牛の最大産地とその最大販路先における詳細な事例研究を実施し,2つの結論を得ている。第1に,短角牛の有数の販路先の1つであっても販売不振により高く買うことができず,購入頭数が大きく減少したことは事実であった。この理由で,短角牛生産者は,黒毛和種の比率も増やさなければ安定した利益を得ることができなかった。第2に,規模はまだ限定的であるが,新産地マーケティングが全関係者に利益を与えるオールウインアプローチを定式化した。この手法により,最大の正肉卸売り業者は,産地の最大の販路先が販売苦戦している短角牛の在庫を仕入れるための新たな販路を構築し,また肉部位別の販売を強化するであろう。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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牛  ,  マーケティング 
引用文献 (6件):
  • 堀田和彦(2005)『食の安心・安全の経営戦略』農林統計協会.
  • 岩本純明・福島佳菜・山北淳一(2011)「日本短角種牛肉の生産・流通システム-久慈市山形町の実態分析-」門間敏幸編著『山村の資源・経済・文化システムとその再生の担い手』農林統計出版:47-72.
  • 菊地昌弥・野口敬夫・安部新一(2015)「秋田県における日本短角種の供給力の回復傾向とその要因-かづの牛の産地マーケティングの事例-」『農村研究』120:15-26.
  • 菊地昌弥・野口敬夫・岸上光克(2016)「日本短角種の大規模産地の供給力の回復に関する一考察-岩手県岩泉町を対象に-」『農村研究』122:10-21.
  • 農畜産業振興機構(2019)「日本短角種の経営に関する調査報告書」.https://www.alic.go.jp/content/001162571.pdf(2020年4月24日参照).
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