文献

J-GLOBAL ID：202002247749131118   整理番号：20A0642710

赤外発光を示す酸化チタンの合成およびラマン散乱分光と第一原理計算の組合せによる欠陥構造解析

著者 (1件)： 黒木雄一郎 (サレジオ工高専)
資料名： サレジオ工業高等専門学校研究紀要  (Bulletin of Salesian Polytechnic)
号： 49  ページ： 47-49  発行年： 2020年01月31日 
JST資料番号： S0862A  ISSN： 1881-2538  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・クロムを添加した酸化チタンが紫外線励起により近赤外発光を示すことが報告。
・これまでの実験結果から近赤外発光はクロムイオンが形成するエネルギー準位ではなく,酸化チタンの真性欠陥によるものと予想。
・近赤外発光メカニズムを解明するために,酸化チタン結晶における真性欠陥構造をラマン散乱測定および第一原理計算により解析。
・様々な条件で試料を合成し,XRD,およびラマン散乱測定などにより試料の局所的結晶構造を評価。
・近赤外発光は,三価のクロムイオンが形成するエネルギー準位ではなく,真性欠陥のエネルギー準位が関係。
・クロムを添加していない酸化チタンを熱処理したところ,熱処理温度の上昇により微弱な近赤外発光を示すことを確認。

シソーラス用語： 構造解析 ,  *格子欠陥 ,  第一原理 ,  数値計算 ,  Raman散乱 ,  *Raman分光法 ,  *酸化チタン ,  化学合成 ,  赤外発光スペクトル ,  エネルギー準位 ,  クロム化合物 ,  金属イオン ,  紫外線照射 ,  近赤外スペクトル ,  熱処理
準シソーラス用語： クロムイオン ,  欠陥構造 ,  真性欠陥 ,  第一原理計算

分類 (2件)： その他の無機化合物の格子欠陥  (BK12050B) ,  赤外・遠赤外領域の分光法と分光計  (BD07042H)

タイトルに関連する用語 (8件)： 赤外 ,  酸化チタン ,  ラマン散乱 ,  分光 ,  第一原理計算 ,  組合せ ,  欠陥構造 ,  解析