抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,Docomo環境センサネットワークから得られた花粉データを用いて,関東地方の花粉濃度の空間分布を調べた(2012年と2013年の2月~5月)。花粉濃度の主成分分析において,第一主成分は,全関東地域における変動性増減を示し,第二主成分は北西と南東の間のシーソーパターンを示した。第1から第6主成分の成分スコアを用いてクラスタ分析を行うことにより,14花粉濃度分布パターンに分類した。各グループの分析により,いくつかのグループは,北部から西部山岳地域よりもむしろ房総半島などの地域からの花粉源によって影響を受けることが明らかになった。また,遅れ相関を用いて異なるメッシュ点における花粉濃度間の関係を調べ,それらが花粉源地域への風向によって制御されることを明らかにした。(翻訳著者抄録)