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J-GLOBAL ID:202002248025170105   整理番号:20A0559499

酢酸分解性メタン生成微生物群集の阻害条件に対する応答

Response to inhibitory conditions of acetate-degrading methanogenic microbial community
著者 (6件):
資料名:
巻: 129  号:ページ: 476-485  発行年: 2020年04月 
JST資料番号: G0535B  ISSN: 1389-1723  CODEN: JBBIF6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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メタン発酵に関与する酢酸分解微生物群集の活性と構造に及ぼす各種阻害剤の影響を調べることは,異なる阻害条件のもとで発酵プロセスを安定化させる対策を開発する上で非常に重要である。本研究では,唯一の炭素源として酢酸を供給する中温性ケモスタットを構築した。16S rRNAのハイスループットシークエンシングに基づく微生物群集解析の結果,Methanothrixが優占的なメタン菌であり,Tepidanaerobacter,Mesotoga,Geovibrio,Geobacterなどの酢酸酸化細菌を含む多様な細菌が存在することが明らかになった。異なる阻害条件下における酢酸分解微生物群集の活性と動態変化を調べた。600mgL-1アンモニウムと150mgL-1硫化物を添加すると,バイオガス生産量がほぼ半分に減少した。硫化物による阻害に対する微生物群集の応答はアンモニウムより速かったが,構造は短時間で回復した。8mgL-1クロルテトラサイクリン(CTC)と160mgL-1エンロフロキサシン(EFX)の添加はバイオガス生産に対して類似した抑制効果を示し,約35%減少した。アンモニウムや硫化物と比較して,抗生物質は一部の細菌種に対してより強い選択的阻害効果を示した。酢酸酸化菌や硫酸還元菌に関連する菌種はCTCに対してより強い耐性を示したが,これはそれらの菌種の生育速度が低いためと考えられる。また,ネットワーク解析の結果,系統的に近い関係にあり,機能が類似しているいくつかの属は,異なる阻害条件でも一定の正の相関を示した。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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微生物代謝産物の生産  ,  生物燃料及び廃棄物燃料  ,  微生物に対する影響 

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