抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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西アフリカとブラジルにおける黄色熱ウイルス(YFV)のABSTRACT最近の流行は,世界的ワクチン緊急ストックパイルの急速な枯渇をもたらし,将来のYFV流行に対して準備されていない懸念を提起した。ここでは,構造(prM/E)遺伝子がJEV SA14-14-2ワクチン株と置換されているYFV-17Dワクチンから成る,日本脳炎ウイルス(JEV)ワクチンJE-CVax/Imojevと類似の生きている弱毒ウイルスが,致死YFVチャレンジに対しマウスで完全な保護を与えることを報告する。YFVに対するYFV-17D仲介保護とは対照的に,この保護は中和抗体により仲介されないが,YFV特異的非中和抗体及び細胞関連YFV NS1及び他のYFV非構造(NS)蛋白質に対するT細胞応答と相関する。本知見は,YFV NS蛋白質が保護を媒介する可能性を明らかにし,Imojevのようなキメラフラビウイルスワクチンが2つのフラビウイルスに対して防御を与えることを示す。この二重保護は,YFV発生時の緊急およびワクチン不足の場合のJE-CVaxのオフラベル使用の可能性に意味がある。さらに,Imojevでワクチン接種されたアジアの集団は,アジア太平洋の幾つかの国/地域がYFVの国際的広がりに脆弱であるので,その大陸で既に発生しなければならないYFVに対して保護されている可能性がある。IMPORTANCEは,中和抗体応答を迅速に誘導することにより長期持続保護を提供する黄色熱(例えばYFV-17D)に対する効率的で安全なワクチンが存在する。しかし,ワクチン供給は,近年,都市流行によってもたらされる需要の増加に対処できない。ここでは,YFV-17Dに基づくキメラ日本脳炎ワクチンであるJE-CVax/ImojevもマウスでYFV感染に対して効率的に防御することを報告する。黄色熱発生時のYFVワクチンの不足の場合,JE-CVax/Imojevの(オフラベル)使用が考えられる。さらに,アジアにおけるJE-CVax/Imojevのより広い使用は,大陸への非常に出現したYFVスピルオーバのリスクを低下させる可能性がある。より一般的に,2つの異なるフラビウイルスの表面抗原と複製機械を結合するキメラワクチンは,表面特異的抗体の誘導なしに後者の病原体に対する二重ワクチンと考えられる。この根拠に従って,感染の抗体依存性増強(ADE)のリスクを保持しない新規フラビウイルスワクチン(現在のデング熱ワクチンおよびデング熱ワクチン候補)を設計できた。Please refer to the publisher for the copyright holders. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
