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J-GLOBAL ID：202002248588014951   整理番号：20A1071258

1gとは異なる重力環境で植物はどのように育つのだろうか-コケ植物を用いた宇宙実験(スペース・モス)から期待できること-

How plants grow under different gravity conditions besides 1 g: Perspectives from space experiments exploiting moss as a model organism

著者 (7件)： 藤田知道 (北大 大学院理学研究院) ,  久米篤 (九大 大学院農学研究院) ,  蒲池浩之 (富山大) ,  小野田雄介 (京大 大学院農学研究科) ,  半場祐子 (京都工繊大 応用生物学系) ,  日渡祐二 (宮城大 食産業学群) ,  唐原一郎 (富山大)
資料名： 植物科学の最前線(Web)  (BSJ-Review (Web))
巻： 11  ページ： 60-74 (WEB ONLY)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U1914A  ISSN： 2432-9819  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・ヒメツリガネゴケを用いた地上での過重力栽培実験によって明らかになった重力応答について紹介すると共に,宇宙微小重力環境下における実験概要について紹介。
・ヒメツリガネゴケは重力の違いを認識してその成長のしかたや形態を変化させる能力を備えており,その成長量は過重力環境下で促進されていることが判明。
・過重力環境下においてヒメツリガネゴケの光合成速度は増加し,葉および茎の細胞壁の厚さは増加せず,葉の葉緑体のサイズは増加するという何れも予想外の結果が判明。
・被子植物とコケ植物を比較すると,コケ植物の生殖成長は体外の水を必要とし,水の挙動は重力環境により変化するので生殖成長が影響を受ける可能性があると推測。
・微小重力環境でコケ植物は過重力環境とは逆の応答が起こり,葉緑体が小さくなり,細胞質流動が減少し,その結果として光合成活性が低下し成長量が抑制されるのかどうか宇宙実験によって検討する予定。

シソーラス用語： *セン類 ,  生息環境 ,  重力 ,  光合成 ,  細胞壁 ,  葉緑体 ,  *植物成長 ,  原形質流動 ,  実験 ,  *環境影響 ,  細胞骨格
準シソーラス用語： *ヒメツリガネゴケ ,  宇宙実験 ,  過重力 ,  細胞質流動 ,  微小重力環境

分類 (2件)： 発生,成長,分化  (EH02030U) ,  植物に対する影響  (EE04030Z)

タイトルに関連する用語 (8件)： 重力 ,  環境 ,  植物 ,  コケ ,  宇宙実験 ,  スペース ,  モス ,  期待