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J-GLOBAL ID:202002249681993805   整理番号:20A2089037

ラットにおけるペンチレンテトラゾール誘発発作に対するスパルテインの抗痙攣作用:行動,脳波,形態学的および分子研究【JST・京大機械翻訳】

The anticonvulsant effect of sparteine on pentylenetetrazole-induced seizures in rats: a behavioral, electroencephalographic, morphological and molecular study
著者 (4件):
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巻: 51  号:ページ: 503-518  発行年: 2020年 
JST資料番号: A1016A  ISSN: 1567-2379  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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ニューロンにおける異常な同期活性はてんかん発作を発生させる。抗てんかん薬(AED)は患者の70%で有効であるが,この割合は発展途上国で劇的に低い。スパルテインは,ほとんどのルピン種から合成されるキノリジジンアルカロイドであり,有望な抗痙攣作用を有する。この理由で,本研究の目的は,用量効果曲線を用いてスパタテインの抗痙攣作用を検討し,行動,脳波,形態学的および分子データを用いて発作に対するその有効性を決定することであった。Wistarラットを,対照[生理食塩水(0.9%),ペンチレンテトラゾール(90mg/kg),およびスパルテイン(13,20および30mg/kg),腹腔内(i.p.)および実験(アスパラギン酸+ペンチレンテトラゾール)群に分類した。ラットは,電気活動を記録するために表面電極で移植され,そして,痙攣行動は,Velisekスケールに従って評価された。ラットを潅流し,クレシルバイオレット染色と細胞密度定量ならびにNeuNとGFAPの免疫組織化学のための脳切片を得た。他の動物を用いて,qPCRによるM2およびM4アセチルコリン受容体の海馬mRNA発現を測定した。スパルテインは,30mg/kg(i.p.)の用量で,用いた他の用量より,より良い抗痙攣効果を示した。この抗痙攣作用は,痙攣行動の重症度の減少,100%の生存,ペンチレンテトラゾール投与の75分後のてんかん様活性に対する阻害効果,およびCA1,CA3および歯状回(DG)の細胞層の保存により特徴付けられた。しかし,アストログリオーシスは30mg/kgのスパルテイン治療後に観察された。さらに,スパルテイン処理は投与後3時間のM4受容体のmRNA発現を増加させた。著者らの知見に従って,i.p.注射による抗痙攣剤としてのスパルテインの有効用量は30mg/kgである。スパルテイン投与後に観察されたアストログリオーシスは,おそらくカリウムとグルタミン酸を再分布することにより,興奮性を低下させ,神経ホメオスタシスを維持するための代償機構である可能性がある。M4受容体のmRNA発現の増加は,この受容体の活性化がアセチルコリン放出を阻害し,GABAのその後の放出を促進するので,スパルテインの抗痙攣作用におけるM4受容体の関与を示唆する。しかし,スパルテインがこれらの効果を生じる正確な機構は知られていないため,さらなる実験が必要である。Copyright Springer Nature B.V. 2020 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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神経の基礎医学 

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