抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2つの研究を行い,11°Cと15°Cの水温で低リン(P)植物ベースの餌を与えたニジマス(Oncorhynchus mykiss)の全体的な性能と栄養素保持効率に及ぼすフィターゼ添加の影響を評価した。11°Cでの最初の実験において,マス(平均体重56g)を4つの食餌処理の1つに割り当て,3つは食餌当たり200Lタンクを,タンク当たり35魚を複製した。第2の実験(15°C)において,マス(平均体重42g)を3つの食餌処理の1つに割り当て,3つは食餌当たり200Lタンクを,タンク当たり34の魚を複製した。実験1および2に対して,それぞれ75または83日の期間にわたって食餌を給餌した。処理は低P食(NC)を含み,0,500または2500FTU/kgフィターゼ(Quantum Blue)を添加したリン酸カルシウム(MCP)を添加しなかった。実験1はまた,1.8%のMCP含有量を有するP(PC)に適切な食事を含んだ。両実験において,給餌フィターゼはNC飼料を給餌した魚の体重増加を直線的に増加させた(P<0.01)。2500FTU/kgでのフィターゼの給餌は,それぞれのNCと比較して,11°Cと15°Cの水温に曝露した魚の体重増加を36%と45%改善した。飼料転換率(FCR)も15°Cでフィターゼ添加により14%改善された(線形,P<0.001)。11°Cの水温で,NC飼料へのフィターゼの添加は,非添加NCおよびPC飼料のそれを超えて,N保持を改善した(P<0.05)。さらに,2500FTU/kgフィターゼは,NCおよびPCと比較して,それぞれ56および27パーセントポイントによりP消化性を増加させ,P保持率は約29および17パーセントポイントに増加した。結果として,2500FTU/kgフィターゼの添加は,PCと比較して,それぞれ13%および55%減少(線形,P≦0.001)NおよびP排泄を減少させた。15°Cにおいて,低P飼料へのフィターゼの添加は,それぞれ約4および24パーセントポイントによってマスにおける(二次,P<0.017)NおよびP保持を増加させた。低P飼料にフィターゼを添加すると,マスにおけるN(線形,P≦0.001)およびP(二次,P<0.01)排泄が減少し,これらの栄養分の排泄がそれぞれ19%および42%減少した。これらの知見は,低水温でさえも大腸菌フィターゼの増強効果を示し,低P飼料を給餌したマスの性能を支持し,一方,Pと蛋白質の利用を強化し,環境汚染を少なくした。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】