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J-GLOBAL ID：202002250512255679   整理番号：20A1742805

白質における配向依存R_1(=1/T_1)緩和の起源【JST・京大機械翻訳】

Origin of orientation-dependent R₁ (=1/T₁) relaxation in white matter

著者 (5件)： Schyboll Felix (University of Applied Sciences Koblenz, RheinAhrCampus, Remagen, Germany) ,  Jaekel Uwe (University of Applied Sciences Koblenz, RheinAhrCampus, Remagen, Germany) ,  Petruccione Francesco (University of KwaZulu-Natal, Centre for Quantum Technology, Durban, South Africa) ,  Neeb Heiko (University of Applied Sciences Koblenz, RheinAhrCampus, Remagen, Germany) ,  Neeb Heiko (Institute for Medical Engineering and Information Processing - MTI Mittelrhein, University of Koblenz, Koblenz, Germany)
資料名： Magnetic Resonance in Medicine  (Magnetic Resonance in Medicine)
巻： 84  号： 5  ページ： 2713-2723  発行年： 2020年 
JST資料番号： W2675A  ISSN： 0740-3194  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： PURPOSE:最近のMRI研究では,白質(WM)における縦緩和速度R_1が,主磁場(B_0)に関して神経線維の相対的配向により影響されることを示した。このR_1配向依存性の正確な性質はまだ不明であるが,現象の起源は軸索を囲むミエリン鞘内の異方性およびユニークな分子環境に起因すると想定できる。本研究では,ミエリン関連水素核の双極子誘起R_1緩和の寄与を理論的に調べ,その結果を実験的に観測されたR_1配向依存性と比較した。方法:原子論的分子動力学シミュレーションを用い,ミエリン様分子環境の水素核のR_1緩和速度を,B_0場に対する軌道集合の種々の配向に対して計算した。計算した緩和速度に基づいて,観測可能なR_1緩和を様々な繊維配向に対してシミュレートし,適切な信号重み付けスキームを用いて実験データに当てはめた。結果:得られた結果は,固体ミエリン(SM)とミエリン水(MW)のR_1緩和速度が,主B_0場に比べて繊維配向に依存することを示した。さらに,現実的信号計量方式と組織特性を採用して,理論的に研究されたR_1配向依存性は,実験データと良く整合した。結論:理論的および実験的知見間の良好な一致は,WMにおけるR_1配向依存性が主にミエリン鞘内に位置する水素核間の異方性双極子-双極子相互作用に起因することを示した。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 異方性 ,  計算機シミュレーション ,  水素 ,  軸索 ,  神経線維 ,  ミエリン ,  髄鞘 ,  *緩和現象 ,  双極子 ,  双極子相互作用 ,  *白質 ,  重みづけ ,  緩和速度 ,  繊維配向
準シソーラス用語： 分子動力学シミュレーション , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： 縦緩和 ,  磁化移動 ,  分子動力学シミュレーション ,  白質

分類 (2件)： 分子構造  (EB03020Y) ,  NMR一般  (BM07041R)

タイトルに関連する用語 (4件)： 白質 ,  配向 ,  緩和 ,  起源