抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鋼床版の閉断面縦リブ(Uリブ)とデッキプレート溶接部においてデッキプレート上面方向に進展する疲労損傷の原因は,デッキプレートの局部的な面外曲げであると考えられている.そこで,剛性の小さいアスファルト舗装に替えて鋼床版上面に鋼繊維補強コンクリート(SFRC)を施工することで,面外曲げに対する剛性増加を図ることが有効と知られており,各機関における施工実績も多い.しかし,SFRCの施工はコンクリートの打設および養生のため,昼夜連続規制等の長時間に及ぶ交通規制が必要となり,疲労損傷が課題となる重交通区間での施工が困難となる場合がある.本文では,短い交通規制時間における鋼床版疲労対策を目標として,一般的なアスファルト舗装より高い剛性を有する舗装(高剛性アスファルト舗装)を開発し,高剛性アスファルト舗装の鋼床版疲労対策としての有効性について,輪荷重走行試験,疲労照査および実橋による試験施工を行ったので,その結果について述べる.(著者抄録)