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J-GLOBAL ID:202002251011192318   整理番号:20A2210453

InsP7はNUDT3仲介mRNAキャッピングとプロセシングボディ動力学の小分子調節因子である【JST・京大機械翻訳】

InsP7 is a small-molecule regulator of NUDT3-mediated mRNA decapping and processing-body dynamics
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資料名:
巻: 117  号: 32  ページ: 19245-19253  発行年: 2020年 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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メッセンジャーRNA(mRNA)の酵素的5′脱キャッピングの調節は,通常転写物を破壊に切断するので,トランスクリプトームを動的に再構築する能力を持っている。例えば,5′脱キャッピングからの保護は,プロセシング(P)体膜無し,生体分子凝縮物へのmRNAの蓄積を促進する。mRNAのこのような区画化は,翻訳可能なプールからそれらを一時的に除去する;これらの抑制転写物は安定化され,P体溶解がサイトゾルへの転写再突入を可能にするまで貯蔵される。ここでは,イノシトールピロリン酸シグナリング分子5-InsP_7(5-ジホスホイノシトールペンタキスリン酸)によるmRNA安定性とP体動力学の調節について述べた。最初に,5-InsP_7はin vitroで組換えNUDT3(Nudix[ヌクレオシド二リン酸結合部分X]型ヒドロラーゼ3)による脱キャッピングを阻害することを示した。次に,無傷のHEK293およびHCT116細胞において,著者らは,PPIP5Ks(ジホスホイノシトールペンタキスリン酸5-キナーゼ1型および2型,すなわち,PPIP5K KO)のCRISPR-Cas9ノックアウト後のNUDT3 mRNA基質のcadreの安定性をモニターし,細胞5-InsP_7レベルを2から3倍(すなわち,生理学的レオスタティック領域内で)上昇させた。PPIP5K KO細胞はNUDT3 mRNA基質の上昇レベルを示し,P体量を増加させた。KOバックグラウンドにおける5-InsP_7合成の薬理学的及び遺伝的減衰はNUDT3 mRNA基質レベル及びP体数を野生型細胞のそれらに復帰した。さらに,野生型細胞への代謝抵抗性5-InsP_7アナログのリポソームデリバリーはNUDT3 mRNA基質のレベルを上昇させ,P-体量を増加させた。細胞5-InsP_7レベルが生物エネルギー環境の変化に応答して通常変動するという状況において,このイノシトールピロリン酸によるmRNA構造の調節は,エピトランスクリプトーム制御過程を表す。P-体動力学への関連影響は,幹細胞分化の調節,ストレス応答,および潜在的,神経変性疾患および加齢の改善に関連する。Copyright 2020 The Author(s). Published by PNAS. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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酵素一般  ,  細胞生理一般 
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