Sr吸着繊維の吸着性能の改善と簡易的な<sup>90</sup>Sr分析の実現に向けた検討

堀田拓摩; 浅井志保; 浅井志保; 今田未来; 松枝誠; 半澤有希子; 北辻章浩

文献

J-GLOBAL ID：202002251544260665 整理番号：20A2780685

Sr吸着繊維の吸着性能の改善と簡易的な⁹⁰Sr分析の実現に向けた検討

Improvement of Adsorption Performances of Sr Adsorption Fiber and Investigation for Realizing Simple ⁹⁰Sr Analysis

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資料名：
巻： 69 号： 10.11 ページ： 619-626(J-STAGE) 発行年： 2020年
JST資料番号： F0008A ISSN： 0525-1931 CODEN： BNSKAK 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：日本語 (JA)

⁹⁰Sr分析の迅速な前処理分離を可能とするため,基材表層部へ吸着層を形成可能な放射線乳化グラフト重合法により,Sr吸着性を示す18-クラウン-6エーテル誘導体を担持したSr分離用吸着繊維を開発した.常温で液体のSr吸着分子を繊維表面に担持させることにより,前報で作製したSr分離材料と比較してSr吸着容量が大幅に向上した.このSr吸着繊維の平衡吸着容量は,同一のSr吸着分子を含浸する市販の粒子状のSr分離材料(Sr Resin)と比較しても遜色なかった.また,Sr吸着分子の本来の金属イオン選択性は維持されていた.この吸着繊維を用いた簡易的な⁹⁰Sr分析法を考案し,⁹⁰Srの吸着性能を評価したところ,Srの吸着操作から測定までを約1時間で完了することが可能であった.(著者抄録)

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著者キーワード (5件)： , , , ,

各種物理的手法 , 吸着剤 , 放射化学的分析一般

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引用文献 (7件)：

1) 文部科学省 : 放射能測定法シリーズ No.2放射性ストロンチウム分析法 (2003), <https://www.kankyo-hoshano.go.jp/series/main_pdf_series_2.html>, (accessed 2019-6-21).
2) 堀田拓摩,浅井志保,今田未来,半澤有希子,斎藤恭一,藤原邦夫,須郷高信,北辻章浩 : 分析化学 (Bunseki Kagaku), 66, 189 (2017).
3) E. P. Horwitz, M. L. Dietz, D. E. Fisher : Solvent Extr. Ion Exch, 8, 557 (1990).
4) E. P. Horwitz, R. Chiarizia, M. L. Dietz : Solvent Extr. Ion Exch, 10, 313 (1992).
5) JIS Z 4504, 放射性表面汚染の測定方法-β線放出核種 (最大エネルギー0.15 MeV以上) 及びα線放出核種 (2008).

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