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J-GLOBAL ID:202002251676212673   整理番号:20A0005735

ヒト好中球エラスターゼはmiR-146aを介して慢性鼻副鼻腔炎におけるMUC5AC過剰発現を誘導する【JST・京大機械翻訳】

Human Neutrophil Elastase Induces MUC5AC Overexpression in Chronic Rhinosinusitis Through miR-146a
著者 (6件):
資料名:
巻: 34  号:ページ: 59-69  発行年: 2020年 
JST資料番号: W5132A  ISSN: 1945-8924  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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背景:慢性鼻副鼻腔炎(CRS)の病因はまだ明らかではないが,マイクロRNAは多くの生理学的および病理学的過程に広く関与しており,その中でマイクロRNA-146a(miR-146a)は自然免疫,炎症反応および他の病態生理学的過程において重要な役割を果たしている。ムチン(MUC)は分泌された粘液の重要な成分であり,MUC5ACは正常気道で分泌される主要なMUCである。目的:本研究は,miR-146aを介したCRSにおけるヒト好中球エラスターゼ(HNE)誘導MUC5AC過剰発現を調べるために行った。方法:鼻腔粘膜におけるmiR-146a,HNE,上皮成長因子受容体(EGFR)およびMUC5AC発現を,定量的リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応(qRT-PCR)を用いて測定した。EGFR,リン酸化EGFR(pEGFR)およびMUC5AC発現をヒト鼻上皮細胞(HNECs)の初代培養で測定した。miR-146a,MUC5AC,EGFRおよびpEGFRの発現を,miR-146a模倣体および陰性対照(NC)によりHNECsをトランスフェクションすることにより検討した。さらに,二重ルシフェラーゼレポーター遺伝子アッセイを用いて,hsa-miR-146a標的遺伝子としてEGFRを検証した。結果:miR-146aは有意に下方制御され,HNE,EGFRおよびMUC5ACは,鼻ポリープの有無にかかわらず,CRS患者において上方制御された。in vitro細胞実験において,MUC5ACはEGFR特異的阻害剤(AG1478)の使用後に有意に下方制御された。miR-146a阻害剤の添加で,miR-146aは下方制御されたが,MUC5ACは上方制御された。MUC5ACはmiR-146a模倣体により正常初代HNECsにおいて抑制され,pEGFRは下方制御された。二重ルシフェラーゼレポーターアッセイの結果は,ルシフェラーゼ活性がpGL3-EGFR-3′UTR+miR-146a模倣群においてpGL3+miR-146a模倣群と比較して顕著に阻害され,EGFRがmiR-146aの標的遺伝子であることを示唆した。結論:HNE誘導CRSにおいて,miR-146aはEGFRの活性化を阻害することによりMUC5ACの発現を下方制御し,EGFRはmiR-146aの標的遺伝子である。Copyright The Author(s) 2019 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
酵素一般  ,  消化器の疾患  ,  細胞生理一般  ,  呼吸器の基礎医学  ,  細胞学一般 

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