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J-GLOBAL ID：202002251792610157   整理番号：20A0600299

加熱法を用いた廃石膏ボード由来再生石膏の半水石膏含有率の推定

ESTIMATION OF GYPSUM HEMIHYDRATE CONTENT ON RECLAIMED GYPSUMS DERIVED FROM WASTE PLASTERBOARDS BY HEATING METHODS

著者 (5件)： 佐野博昭 (大分工業高等専門学校 都市・環境工学科) ,  山田幹雄 (福井工業高等専門学校 環境都市工学科) ,  小竹望 (香川高等専門学校,JAFEC USA, Inc.) ,  尾形公一郎 (大分工業高等専門学校 機械工学科) ,  川原秀夫 (大島商船高等専門学校 商船学科)
資料名： 土木学会論文集 C(地圏工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. C (Geosphere Engineering) (Web))
巻： 75  号： 4  ページ： 430-442(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0104A  ISSN： 2185-6516  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,廃石膏ボード由来再生石膏を主に地盤改良材として利用する観点から,再生および試薬の石膏の熱的挙動を詳細に調べるとともに,加熱時の所定の温度における形態変化に着目し,再生石膏の簡易な品質判定法として「加熱法」を用いた半水石膏含有率を推定する方法について検討を行った.得られた結果より,24時間加熱を行った場合,二水石膏は90°Cで半水石膏へ,120°Cで無水石膏へと形態変化が生じることが明らかとなった.また,加熱温度70°Cと90°Cのときの質量差(減少量)を用いて二水石膏含有率と半水石膏含有率を計算により求めたところ,「加熱法」による推定法の有効性が示された.さらに,「加熱法」により求めた半水石膏含有率と「密度法」により求めた半水石膏含有率を比較したところ,両者はほぼ一致することが明らかとなった.(著者抄録)

シソーラス用語： *石膏 ,  *石膏ボード ,  *含有量 ,  建設廃棄物 ,  土質安定材料 ,  リサイクル ,  温度依存性 ,  密度依存性 ,  遷移状態 ,  硬石膏 ,  化学表記法 ,  製品品質 ,  分析試薬 ,  加熱温度 ,  近似式 ,  質量差 ,  相対密度 ,  *再生石膏 ,  推定式 ,  *廃石膏ボード ,  *半水石膏 ,  利用 ,  再利用

著者キーワード (5件)： waste plasterboard ,  gypsum dihydrate ,  thermal behavior ,  heating method ,  gypsum hemihydrate content

分類 (1件)： 石膏,プラスタ  (YC05020J)

引用文献 (32件)：

• 1) (株)日本能率協会総合研究所:平成25年度廃石膏ボードの再資源化促進方策検討業務調査報告書,p. 5, 2014.
• 2) (株)日本能率協会総合研究所:平成25年度廃石膏ボードの再資源化促進方策検討業務調査報告書,p. 11, 2014.
• 3) 高橋和敏,樋口邦弘,鵜飼恵三,後藤両市:廃石膏ボードを再使用した地盤改良の試み,第2回地盤工学会関東支部研究発表会,pp. 39-41, 2005.
• 4) 亀井健史,珠玖隆行:廃石膏ボードから再生した半水石膏を混入したセメント安定処理土の一軸圧縮強さ,地盤工学ジャーナル,Vol. 2, No. 3, pp. 237-244, 2007.
• 5) 亀井健史,加藤孝明,珠玖隆行:半水石膏の地盤改良材としての有効利用-廃石膏ボードの再利用-,地盤工学ジャーナル,Vol. 2, No. 3, pp. 245-252, 2007.

タイトルに関連する用語 (5件)： 廃石膏ボード ,  再生石膏 ,  半水石膏 ,  含有率 ,  推定