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J-GLOBAL ID：202002251891211847   整理番号：20A0227285

チンパンジー(Pan troglodytes)における音によって誘発された律動的な揺れ【JST・京大機械翻訳】

Rhythmic swaying induced by sound in chimpanzees (Pan troglodytes)

著者 (2件)： Hattori Yuko (Center for International Collaboration and Advanced Studies in Primatology, Primate Research Institute, Kyoto University, Inuyama, 484-8506 Aichi, Japan) ,  Tomonaga Masaki (Language and Intelligence Section, Primate Research Institute, Kyoto University, Inuyama, 484-8506 Aichi, Japan)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 117  号： 2  ページ： 936-942  発行年： 2020年 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 音楽と舞踊は人間の文化を通して普遍的であり,古代の歴史を持っている。音楽の一つの特性は,運動に対するその強い影響である。例えば,聴覚ビートは,初期発生段階からヒトにおいて正の感情を伴う律動運動を誘発する。本研究では,音がチンパンジーにおいて自発的律動運動を誘導するかどうかを調べた。3つの実験は以下を示した。1)聴覚拍動は,雌チンパンジーよりも雄チンパンジーからのより大きな応答を伴って,律動的揺動と他の律動運動を誘発した。2)不規則なうなりと規則的なうなりが誘発する律動的な揺れとうなりテンポは,二足姿勢におけるチンパンジーにおける運動周期性に影響を及ぼした。そして,3)チンパンジーは,聴覚刺激の間,音源に近い近接性を示した。雄チンパンジーは雌チンパンジーよりも音に対して大きな応答を示すことが分かった。このことは,雄チンパンジーが降雨開始の音を聞くとき,雄チンパンジーが律動的な表示に関与することに関する以前の文献と一致していた。律動的揺動が誘発されるという事実は,うなりの規則性に関係なく誘導され,ヒトからの重要な違いである可能性があり,さらなる研究はチンパンジーにおける律動的運動を誘発する音の生理学的性質を明らかにするべきである。これらの結果は,ヒトとチンパンジーの共通祖先において存在するいくつかの生物学的基礎を示唆している。このように,本研究は,多様性の進化的起源を支持した。Copyright 2020 The Author(s). Published by PNAS. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *音響 ,  ゆらぎ ,  降雨 ,  ヒト ,  規則度 ,  うなり ,  心拍 ,  音源 ,  聴覚 ,  *チンパンジー ,  音楽
準シソーラス用語： リズム運動 ,  聴覚刺激 ,  周期性 ,  ダンス , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： リズム運動 ,  チンパンジー ,  進化 ,  音楽 ,  ダンス

分類 (2件)： 個生態学  (EE03020H) ,  進化論一般  (EC03010Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： チンパンジー ,  PAN ,  音 ,  誘発 ,  揺れ