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J-GLOBAL ID：202002252005741673   整理番号：20A1733186

プロファージにより仲介されるAcinetobacter baumannii株間の染色体抗微生物耐性遺伝子の細胞間移動【JST・京大機械翻訳】

Intercellular Transfer of Chromosomal Antimicrobial Resistance Genes between Acinetobacter baumannii Strains Mediated by Prophages

著者 (4件)： Wachino Jun-ichi ,  Jin Wanchun ,  Kimura Kouji ,  Arakawa Yoshichika
資料名： Antimicrobial Agents and Chemotherapy  (Antimicrobial Agents and Chemotherapy)
巻： 63  号： 8  ページ： Null  発行年： 2019年 
JST資料番号： E0802A  ISSN： 0066-4804  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ABSTRACTは,Acinetobacter baumanniiを含むグラム陰性病原体間の抗生物質耐性遺伝子(ARGs)の拡散が,主に移動可能なプラスミドによって媒介される;しかし,ARGは,その染色体に頻繁に統合される。ARGはA.baumanniiの染色体に水平に取り込まれ,ARGの更なる拡散の原因として機能するかどうかは不明のままである。ここでは,A.baumanniiにおける直接細胞-細胞相互作用のない染色体ARGの細胞間プロファージ仲介移動を示した。多剤耐性(MDR)A.baumannii NU-60株の培養上清からARG-harboring細胞外DNA(eDNA)成分を調製し,抗菌感受性(AS)A.baumannii ATCC 17978株をeDNA成分に曝露した。抗菌耐性(AR)A.baumannii ATCC 17978誘導体は,MDR A.baumannii染色体の分散遺伝子座から,相同組換えにより,腕A(アミノグリコシド耐性),bla_TEM-1(β-ラクタム耐性),tet(B)(テトラサイクリン耐性),およびgyrA-81L(ナリジクス酸耐性)遺伝子を含むARGsと共に,種々のARGsを獲得するように見えた。特に,抗菌耐性を付与するeDNAはファージ粒子から成る特異的カプシド蛋白質に包まれ,それにより界面活性剤及びDNアーゼ処理からeDNAを保護した。ARGsを含むファージはMDR A.baumanniiから細胞外空間に放出され,それによりARGsをAS A.baumanniiに形質導入し,レシピエントによるAR特性の獲得をもたらした。ファージがA.baumanniiゲノムDNAのランダム断片を運搬できる一般化形質導入は,直接細胞-細胞相互作用なしにA.baumannii株間の染色体ARGの効果的な細胞間移動を可能にしたと結論した。Please refer to the publisher for the copyright holders. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 相互作用 ,  界面活性剤 ,  DNアーゼ ,  *遺伝子 ,  *染色体 ,  形質導入 ,  *抗微生物作用 ,  *バクテリオファージ ,  プラスミド ,  病原体 ,  *プロファージ ,  多剤耐性
準シソーラス用語： ゲノムDNA ,  *耐性遺伝子 ,  抗生物質耐性遺伝子 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 微生物生理一般  (EG03051L) ,  感染症・寄生虫症一般  (GD01010H)

タイトルに関連する用語 (7件)： プロファージ ,  仲介 ,  Acinetobacter ,  株間 ,  染色体 ,  抗微生物 ,  耐性遺伝子