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J-GLOBAL ID:202002252149280211   整理番号:20A0181223

早播の秋播性小麦における高収量の集約的生産体系

High-Yielding Intensive Production System in Early-Sown Winter Wheat
著者 (5件):
資料名:
巻: 54  号:ページ: 209-223  発行年: 2019年12月20日 
JST資料番号: G0627B  ISSN: 0389-1763  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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日本において小麦の収量を高めることは重要である.そこで,東海地域における高収量の生産体系を開発するため,高窒素施肥条件において,麦踏み,植物調節剤エテホン及び葉殺菌剤メトコナゾールが早播の秋播性小麦「さとのそら」の農業特性及び原粒品質に及ぼす効果を2年(2017-2018年)解析した.秋播性小麦を早播することによって,早春の凍霜害と梅雨の穂発芽被害を回避できた.麦踏み(小穂分化期)は稈長にほとんど影響なく,エテホン(出穂始期)は短稈化によって,倒伏を軽減し,麦踏みとエテホンの組合せは倒伏軽減効果が最も高かった.メトコナゾール(止葉マイナス2葉期と止葉期)は葉の病気を軽減した.麦踏みの収量への効果は試験年(土壌水分条件)によって異なった.エテホンとメトコナゾールは,倒伏と病気の程度が小さかったため,収量に影響はなかった.麦踏み,エテホン及びメトコナゾールを組合わせた生産体系は,高い収量を示し(2017年:750gm-2,2018年:676gm-2,その原粒品質は麺用品質基準を概ね満たした.また,高い収量と品質は大規模試験でも実証された.これらの結果から,東海地域において,早播の秋播性小麦における集約的生産体系は収量及び品質が高いと考えられた.(著者抄録)
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分類 (6件):
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麦  ,  施肥法・肥効  ,  農薬一般  ,  植物の病虫害防除一般  ,  植物の生理的障害一般  ,  微生物による植物病害一般 
引用文献 (63件):
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タイトルに関連する用語 (5件):
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