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J-GLOBAL ID:202002252391708275   整理番号:20A1088168

イネのメタロチオネイン様遺伝子OsMT-3Aの構成的過剰発現は種々の非生物的ストレスの組合せに対するArabidopsisの成長と抵抗性を高める

Constitutive overexpression of rice metallothionein-like gene OsMT-3a enhances growth and tolerance of Arabidopsis plants to a combination of various abiotic stresses
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巻: 133  号:ページ: 429-440  発行年: 2020年05月 
JST資料番号: G0618A  ISSN: 0918-9440  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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メタロチオネイン(MT)は主に金属キレート化に関与する。最近の研究からMT蛋白質が種々の環境ストレスへの植物の応答にも関与していることが分かってきた。イネのメタロチオネイン様遺伝子OsMT-3aは塩分と種々の非生物的ストレスによりアップレギュレートされる。CaMV35Sプロモーターに下流にクローン化した完全OsMT-3aコード配列を含むDNA構築物をArabidopsisに形質転換し,ホモ接合単一コピーのトランスジェニック株を作製した。野生型植物と比較して,トランスジェニック植物は個々のストレスならびにこれらのストレスの異なる組合せとして耐塩性(NaCl),耐干性(PEG),および重金属耐性(CdCl2)を実質的に強化することを示した。関連して非ストレス条件下ではトランスジェニック植物の栄養成長も改善された。トランスジェニック植物のシュートのNa+濃度と過酸化水素は野生型植物より低かった。OsMT-3a過剰発現のArabidopsis系統はCdCl2+処理後のシュートと根の両方でより高レベルのCd2+を蓄積した。トランスジェニックMT-3a系統において,2つの主要な抗酸化酵素であるカタラーゼとアスコルビン酸ペルオキシダーゼの活性の増強が観察された。したがってイネOsMT-3aは複数の非生物的ストレスに対する植物の遺伝的改良に向けての有用な標的遺伝子である。Copyright The Botanical Society of Japan 2020 Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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植物生理学一般 

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