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J-GLOBAL ID:202002252532704322   整理番号:20A1913960

広葉樹で補強した柱-貫接合部のモーメント抵抗性能-降伏以降の特性値算出法の提案及び,貫材の横圧縮性能と接合部性能との関係の把握-

Characteristic values of rotational moment resistance performance of a nuki-column joint reinforced with hardwood-Proposal of post-yield evaluation method and grasping relationships between the joint performance and the compression perpendicular to the grain performance of the materials-
著者 (6件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 185-194  発行年: 2020年08月 
JST資料番号: F0976B  ISSN: 0916-4405  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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広葉樹の用材需要の拡大のために構造性能の高度化が求められている木造建築物に機械的性能に優れた広葉樹種を構造材料として利用することが望まれる。特に木造建築物の構造性能に大きく寄与する接合部に対し入手が比較的容易な小断面の材を利用することが有効であると考えられ,広葉樹を利用した接合部の知見を蓄積することが必要であると考えられる。本報告では貫材の一部に補強材として広葉樹を利用した柱-貫接合部に関して,補強材の全面横圧縮性能とその柱-貫接合部の接合部性能との関係を示した。さらに,それらの関係性と,貫材全体を広葉樹とした柱-貫接合部の貫材の全面横圧縮性能と接合部性能との関係性とを比較した。加えて,降伏点以降の接合部の変形のしにくさに関する指標である剛性を定量的に評価することを目的に,試験結果の簡易なトリリニア化手法(モーメント-変形角関係を3線分に置換する手法)を提案した。そして,柱-貫接合部の試験結果について降伏後の塑性域での剛性を二次剛性と三次剛性として2段階に分けて評価を行った。それらの結果,貫材の全長にわたって厚さ24mmの補強材を接着した仕様の接合部性能と補強材の全面横圧縮性能との間には,貫材全体を広葉樹とした仕様と同様の傾向があることがわかった。また,トリリニア化によって算出した特性値から,降伏点以降の補強材の形状による接合部の挙動の違いを把握することができた。(著者抄録)
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分類 (1件):
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木材の性質・構造 
引用文献 (9件):
  • 藤田 克則・稲山 正弘・安藤 直人 (2012) 接合具に用いられる広葉樹材の横圧縮性能. 木材学会誌, 58 (4), 181-192.
  • 稲山 正弘 (1991) 木材のめり込み理論とその応用. 東京大学学位論文.
  • 日本建築学会 (2009) 木質構造接合部設計マニュアル. 丸善出版株式会社, 252-264.
  • 日本規格協会 (2009) “JIS Z 2101 木材の試験法”, 日本規格協会, 66pp.
  • 林野庁 (2019) “木材統計調査” http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/mokuzai/index.html#y, (参照2019-09-02)
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