抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,流通産業における約70%の職員が,暴力や暴言などの顧客からのハラスメントを受けていることが明らかになってきた。したがって,「カスタマー・ハラスメント」とも呼ばれる悪質クレームが,現在注目されている。誰が,このような自己中心的で理不尽なクレームを訴えるのだろうか。なぜクレームを訴えるのか。このようなクレームに対して企業がどのように対応するのか。悪質クレームの増加には,どのような心理的・社会的要因が関係しているのか。本論文では,心理学的知見と関連分野における以前の研究に基づいて,クレームを取り巻く様々なトピックスについて概観した。最後に,クレームに対応するために企業,消費者および政府は何を対策すべきかについて,私見を述べた。(翻訳著者抄録)