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J-GLOBAL ID:202002253162339712   整理番号:20A0134107

チタンの表面粗化と方解石被覆が細胞成長と分化に及ぼす影響【JST・京大機械翻訳】

Effects of surface roughening and calcite coating of titanium on cell growth and differentiation
著者 (4件):
資料名:
巻: 34  号:ページ: 917-927  発行年: 2020年 
JST資料番号: T0291A  ISSN: 0885-3282  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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医療用純チタン(Ti)は,臨床使用において優れた機械的性質と化学的安定性を示すが,その初期の骨統合期間はTi表面の生物不活性な性質のためにしばしば延期される。Tiインプラント表面のラフニングおよび生物活性材料被覆は,Tiインプラントの生物活性を強化するために効果的であると考えられる。本研究では,骨芽細胞分化と成長に及ぼすTi基質の表面ラフニングと方解石(CaCO_3)被覆の影響を評価した。酸エッチングによりTi基板表面を粗くし,続いてCa(NO_3)_2のCaOへの熱分解により方解石を被覆し,続いてCaOのCaCO_3への熱炭酸化を行った。粗いTi基板(粗いTi)の表面トポグラフィーは変動し,表面粗さ(Ra)の算術平均は2.2μmであった。粗いTiの方解石被覆後でも粗い地形が保持され,方解石被覆Ti(方解石-Ti)は2.0μmのRaを有していた。方解石-Tiにおける方解石被覆とTi表面の間の引張接着剤と剪断接着強さは,それぞれ56.6±16.1と10.1±1.39MPaであった。前骨芽細胞系(MC3T3-E1)を用いて,方解石-Tiの生物学的性質と応答をin vitroで評価した。走査電子顕微鏡および免疫蛍光染色による細胞形態の観察は,MC3T3-E1細胞が,方解石-Ti上で多角形および糸状仮足伸長を伴う表面に有利に付着していることを明らかにした。Ti基板表面の粗面化と方解石被覆の組合せは,1,3,および7日の培養で細胞増殖を有意に増加させた。さらに,方解石-Tiの相対的アルカリ性ホスファターゼ活性は,7日間の培養後,未処理Ti基質(平滑Ti)および粗Tiのそれより高かった。したがって,Ti基板の表面粗面化と方解石被覆の組合せはMC3T3-E1の分化を促進したが,ラフニング単独は効果的ではなかった。Copyright The Author(s) 2019 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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医用素材  ,  細胞生理一般 
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