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J-GLOBAL ID:202002253268328131   整理番号:20A0019004

骨修復過程におけるヒドロキシアパタイトの分解-拡散-再構成挙動を視覚的に評価する方法【JST・京大機械翻訳】

A method to visually observe the degradation-diffusion-reconstruction behavior of hydroxyapatite in the bone repair process
著者 (6件):
資料名:
巻: 101  ページ: 554-564  発行年: 2020年 
JST資料番号: W3136A  ISSN: 1742-7061  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ナノ構造ヒドロキシアパタイト(HAp)は,その良好な骨誘導と生分解性のための骨組織工学のための足場材料として広く適用されてきた。しかし,劣化過程と骨欠損空洞内の劣化HApの分布はまだ明らかではない。骨修復過程におけるHApの挙動を視覚的に研究するために,HAp-HAPとHAp NWを用いて,内側円と外側環をそれぞれ構築した,HAp/テルビウム(Tb)-HApナノワイヤ(NW)の膜を,同心円構造(CCS)を用いて調製した。HAP/Tb-HAP CCS膜は,可視化のための中心において良好な骨形成能と効率的な蛍光を有していた。in vitro実験結果は,Tb-HAPとHAp NW膜が共に,骨髄幹細胞(BMSCs)の骨形成分化を誘導するために,高い細胞適合性と適切な効率を示すことを証明した。次に,HAP/Tb-HAP CCS膜をラット頭蓋骨欠損モデルに移植し,蛍光分布を追跡することによりin vivoでの骨修復過程におけるHApの挙動を研究した。結果は,Tb-HAPの蛍光が内部円から外側環へ徐々に拡散し,HApが最初に分解され,次に分解生成物が拡散し,最終的に再構成されることを示唆した。さらに,組織学的結果は,Tbのドーピングが骨修復過程に及ぼすHApの促進効果を損なわないことを証明した。したがって,本研究は,骨修復過程におけるHApナノ材料の分解-拡散-再構成挙動を観察するための視覚的方法を提供した。骨欠損空洞における移植ヒドロキシアパタイト(HAp)材料の動的分解過程の研究は,骨組織工学応用に非常に重要である。ここでは,骨修復過程におけるHApの挙動を視覚的に観察するために,同心円構造(CCS)を有するHAP/Tb-HAPナノワイヤ(NW)膜を設計した。HAP/Tb-HAP CCS膜は,骨誘導能と蛍光特性の両方を有していた。in vivoでの頭蓋骨欠損修復実験は,Tb-HAPの蛍光が内部円から外側環へ徐々に拡散し,HApが最初に分解され,その後拡散し,最終的に再構成されることを示唆した。したがって,この発明は,HApベースの生体材料の分解-拡散-再構成挙動を観察するための可視法だけでなく,HApベースの生体材料の動的変化の基礎的理解を提供する。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
医用素材  ,  細胞生理一般 

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