文献
J-GLOBAL ID:202002253486936811   整理番号:20A2712448

多収の高アミロース米水稲品種「亜細亜のかおり」の育成

‘Ajianokaori’: A New Rice Cultivar with High Yielding and High Amylose Content
著者 (10件):
資料名:
号:ページ: 11-20  発行年: 2020年11月30日 
JST資料番号: G0830C  ISSN: 2434-9909  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
「亜細亜のかおり」は多収の高アミロース米品種の育成を目的として,高い収量性をもつ「関東239号」(後の「やまだわら」)を母とし,高アミロース米系統「北陸207号」(後の「越のかおり」)を父とする人工交配から育成され,2018年に品種登録出願された.移植栽培での「亜細亜のかおり」の出穂期および成熟期は「あきだわら」並で,その早晩性から,「亜細亜のかおり」の栽培適地は北陸および関東以西である.稈長および穂長は「あきだわら」よりやや短く,穂数はやや少ない.精玄米重は「あきだわら」並で,「越のかおり」と比較し標肥で20%,多肥で25%程度多収である.玄米千粒重は26~27gで,玄米外観品質は「あきだわら」「越のかおり」より劣る.「亜細亜のかおり」のアミロース含有率は「越のかおり」並の30~35%で,尿素崩壊性は“難”であり,米麺の食味は「越のかおり」並である.葉いもち圃場抵抗性は“やや強”,穂いもち圃場抵抗性は“弱”である.白葉枯病圃場抵抗性は“中”,縞葉枯病には“罹病性”,耐倒伏性は“中”,障害型耐冷性は“弱”,穂発芽性は“やや難”である.(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
作物の品種  ,  作物の品種改良  ,  稲作 
引用文献 (17件):
  • 安東郁男, 根本博, 加藤浩, 太田久稔, 平林秀介, 竹内善信, 佐藤宏之, 石井卓朗, 前田英郎, 井辺時雄, 平山正賢, 出田収, 坂井真, 田村和彦, 青木法明(2011)多収・良質・良食味の水稲新品種「あきだわら」の育成. 育種学研究 13:35-41
  • 荒井裕見子,鈴木啓太郎,小林伸哉,荻原均,吉永悟志,古畑昌己,長田健二,小林英和(2017)「あきだわら」多収・良食味栽培マニュアル, https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/files/nics_akidawara_manual201707.pdf,2020年5月8日参照.
  • 石崎和彦,松井崇晃,金田智,小林和幸,重山博信,阿部聖一,平尾賢一,星豊一(2011)水稲新品種「こしのめんじまん」. 新潟県農業総合研究所研究報告 11:19-26
  • (株)ミールワークス(2016)ミールワークスのプレミアム生米麺「クイッティオ」,https://www.mealworks.co.jp/news/186,2020年5月7日参照.
  • 小林英和,長田健二,荒井裕見子,鈴木啓太郎,小林伸哉,荻原均,田村克徳,竹内善信(2018)業務,加工利用向け水稲品種「やまだわら」多収栽培マニュアル,https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/pamphlet/tech-pamph/079276.html,2020年3月11日参照.
もっと見る

前のページに戻る