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J-GLOBAL ID：202002253667131623   整理番号：20A0264111

高周波数帯の活用によって実現する移動端末共同多重MIMO通信

Mobile Terminal Collaborated MIMO Communications Exploiting Higher-Frequency Bands

著者 (1件)： 村田英一 (京大 大学院情報学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 119  号： 256(CS2019 62-69)(Web)  ページ： 21-26 (WEB ONLY)  発行年： 2019年10月24日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 移動端末間で受信信号を共有することにより等価的にアンテナ数を増大させる移動端末連携による送受信技術が研究されている.これまで研究されてきたマルチユーザMIMO伝送では移動環境においてプリコーディングの精度が劣化するが,端末連携ではチャネル情報のフィードバックなどを必要とせず移動環境にも適している.端末連携には近距離で高速低遅延な通信が必要となるため高周波数帯の利用が適していると考えられる.本稿では高周波数帯を活用した移動端末共同多重MIMO通信について技術課題を概観する.また,12.9GHz帯を利用して連携する実験システムについて述べ,京都市街地で実施した適応的端末選択に関する実験結果を紹介する.(著者抄録)

シソーラス用語： 移動通信 ,  MIMOシステム ,  *携帯端末 ,  *協調制御 ,  *雑音除去 ,  誤り訂正符号 ,  通信方式 ,  周波数帯 ,  市街地 ,  通信試験 ,  誤り率
準シソーラス用語： 5G無線アクセス ,  BER【誤り率】 ,  Kuバンド ,  LDPC符号 ,  MIMO通信 ,  マルチユーザーMIMO

分類 (2件)： 移動通信  (ND08030H) ,  通信測定一般  (ND03000R)

引用文献 (15件)：

• M. Dohler, J. Dominguez, and H. Aghvami, “Link capacity analysis for virtual antenna arrays,” Proceedings IEEE 56th Vehicular Technology Conference, vol.1, pp.440-443, Sept. 2002.
• R. Dabora and S. D. Servetto, “Broadcast channels with cooperating decoders,” IEEE Transactions on Information Theory, vol.52, no.12, pp.5438-5454, Dec. 2006.
• H. Kwon and J. M. Cioffi, “Multi-user MISO broadcast channel with user-cooperating decoder,” IEEE Vehicular Technology Conference, pp.1-5, Sept. 2008.
• 青山隆太,村田英一,荒木純道,“協力送信を用いたアドホック MIMO 空間多重伝送に関する検討,” 情報理論とその応用シンポジウム,pp.291-294,Dec. 2004.
• 斉藤裕大,小川恭孝,大鐘武雄,西村寿彦,“仮想MIMOシステムを用いた上り回線における周波数オフセット推定と送受信ウェイト制御,” 信学論 (B),vol.J91-B,no.9,pp.940-947,Sept. 2008.

タイトルに関連する用語 (6件)： 高周波数帯 ,  活用 ,  移動端末 ,  共同 ,  多重 ,  MIMO通信