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J-GLOBAL ID：202002253739502952   整理番号：20A2272465

アンモニアによるタンタルクラスター正イオンの窒化過程:5族元素窒化物の組成の起源の探究

Nitridation Mechanism of Tantalum Clusters by Ammonia Molecules: The Origin of Bulk-nitride Composition of Group 5 Metals

著者 (3件)： 荒川雅 (九大 大学院理学研究院) ,  PATWARI G.Naresh (Indian Inst. Technol. Bombay, Mumbai, IND) ,  寺嵜亨 (九大 大学院理学研究院)
資料名： ナノ学会会報  (Bulletin of the Society of Nano Science and Technology)
巻： 19  号： 1  ページ： 21-26  発行年： 2020年09月30日 
JST資料番号： L5734A  ISSN： 1347-8028  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・窒化物は様々な用途に応用され,Ta₃N₅のナノ粒子,ナノロッド,薄膜は可視光下で水から水素を生成する光触媒として注目。
・金属種によって異なる5族元素窒化物の組成を支配する要因を調べるため,アンモニアによる5族元素クラスター正イオンの窒化を探究。
・サイズ選別した気相タンタルクラスター正イオンとアンモニア分子との反応では脱水素を伴う窒化反応が起こり,Ta酸化数が+5まで逐次的に進行。
・DFT計算の結果から,窒化の進行には金属原子からN原子への十分な電子密度供給が不可欠であることを発見。
・Taの窒化がVやNbよりも進行するのは金属原子の電子供与能の高さ,つまり,小さな電気陰性度に起因することを明確化。

シソーラス用語： *窒化物 ,  化学組成 ,  カチオン ,  窒化 ,  *タンタル ,  タンタル化合物 ,  *クラスタ ,  アンモニア ,  光触媒 ,  電気陰性度 ,  電子密度 ,  可視光 ,  脱水素 ,  酸化数 ,  ナノ粒子 ,  ナノロッド ,  窒化タンタル ,  改変

分類 (2件)： 塩  (CD01050V) ,  光化学反応  (CB08020F)

引用文献 (21件)：

• Ramberg, C. E., Blanquet, E., Pons, M., Bernard, C. and Madar, R.: Microelectron. Eng. 50, 357 (2000).
• Lima, L., Moreira, M. D., Cioldin, G., Diniz, J. A. and Doi, I.: ECS Trans. 31, 319 (2010).
• Wang, D., Hisatomi, T., Takata, T., Pan, C., Shibata, N., Minegishi, T. and Domen, K.: J. Am. Chem. Soc. 137, 12780 (2015).
• Gregory, D. H.: J. Chem. Soc., Dalton Trans. 259 (1999).
• Arakawa, M., Kohara, K. and Terasaki, A.: J. Phys. Chem. C 110, 10981 (2015).

タイトルに関連する用語 (10件)： アンモニア ,  タンタル ,  クラスター ,  正イオン ,  窒化 ,  過程 ,  元素 ,  窒化物 ,  組成 ,  起源