文献

J-GLOBAL ID：202002253788845777   整理番号：20A1334045

日本におけるPotamogeton×angustifolius J.Presl(ヒルムシロ科)の新しい記録

A New Record of Potamogeton ×angustifolius J. Presl (Potamogetonaceae) in Japan

著者 (6件)： Shutoh Kohtaroh (Faculty of Education, Niigata University) ,  Shutoh Kohtaroh (The Hokkaido University Museum) ,  Usuba Mitsuru ,  Yamagishi Hiroki (The Shirakami Research Center for Environmental Sciences, Faculty of Agriculture and Life Science, Hirosaki University) ,  Fujita Yushi (Graduate School of Symbiotic Systems Science and Technology, Fukushima University) ,  Shiga Takashi (Faculty of Education, Niigata University)
資料名： Acta Phytotaxonomica et Geobotanica  (Acta Phytotaxonomica et Geobotanica)
巻： 71  号： 1  ページ： 33-44(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： L2614A  ISSN： 1346-7565  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Potamogeton×angustifolius(P.gramineus×P.lucens)を,青森県つがる市の池から日本で新たに記録した。形態学的観察や測定,クローニングされた核adhA遺伝子および葉緑体rpl20-rps12遺伝子間スペーサーを用いた分子分析,および花粉生存能に基づいて,この雑種交配種を同定した。推定された雑種では,形態学的形質はP.gramineusとP.lucensの中間であり,核ハプロタイプは2つの親系統と整合し,花粉生存率はP.lucensより低かった(P.gramineusと比較して低くなかった)。本雑種の母系系統は,葉緑体配列に基づいてP.gramineusと推測された。雑種は,P.gramineusのようにシュートの上部でよく分岐した茎を特徴的に示し,そして独特な網状葉脈を有する明確な有柄と無柄の両方の沈水葉を示した。同様の植物が当該池近くの溝から1980年代に収集されていたので,本雑種がこの地域で30年以上存在してきた可能性を示唆する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 日本 ,  水生植物 ,  *ヒルムシロ科 ,  雑種 ,  形態 ,  ハプロタイプ ,  青森県 ,  花粉 ,  生息場所 ,  解析 ,  生物分類
準シソーラス用語： *ツガルモク ,  植物形態 ,  分子系統解析

著者キーワード (7件)： 青森県 ,  水生植物 ,  ハイブリダイゼーション ,  日本のフローラ ,  分子同定 ,  分類 ,  東北地域

分類 (2件)： 植物分類学  (EH01030N) ,  植物生態学  (EE02000E)

タイトルに関連する用語 (2件)： 日本 ,  ヒルムシロ科