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J-GLOBAL ID：202002254018604670   整理番号：20A2040656

光励起後のDNA-Minor-Groove閉込めにおけるトリアゼン化合物ベレニルの緩和動力学【JST・京大機械翻訳】

Relaxation Dynamics of the Triazene Compound Berenil in DNA-Minor-Groove Confinement after Photoexcitation

著者 (5件)： Marefat Khah Alireza (Quantum Chemistry Group, Ruhr University of Bochum, Germany) ,  Reinholdt Peter (Department of Physics, Chemistry and Pharmacy, University of Southern Denmark, Denmark) ,  Nuernberger Patrick (Institut fuer Physikalische und Theoretische Chemie, Universitaet Regensburg, Germany) ,  Kongsted Jacob (Department of Physics, Chemistry and Pharmacy, University of Southern Denmark, Denmark) ,  Haettig Christof (Quantum Chemistry Group, Ruhr University of Bochum, Germany)
資料名： Journal of Chemical Theory and Computation  (Journal of Chemical Theory and Computation)
巻： 16  号： 8  ページ： 5203-5211  発行年： 2020年 
JST資料番号： W2328A  ISSN： 1549-9618  CODEN： JCTCCE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 量子力学/分子力学,QM/MM,量子力学部分に対する代数的図式構築および古典的部分に対する原子論的分極埋込みを用いて,量子力学/分子力学,QM/MM,計算を用いて,DNA-minor-溝結合剤ベレニル,ジミナゼンアセタラートの光誘起緩和過程に及ぼす生体分子埋込みの影響を調べた。S_1状態に対する最低一重項励起は,溶媒とDNAとの相互作用により,π*特性と色素周囲赤色シフトを有する明るい遷移である。励起状態緩和経路は2段階機構であり,N=Nアゾ結合伸長とそれに続く体積保存自転車-ペダルねじれであった。DNA閉じ込めおよび水素結合による溶媒分子へのカップリングは,励起状態緩和過程に対して,理想的な自転車-ペダル緩和からの小さな偏差のみに,導いた。その体積保存特性のため,S_1励起状態緩和は,完全剛体小溝閉じ込めにおいてさえ,ほとんど脱殻した。完全に凍結したDNAマイナー溝と溶媒で,S_1から基底状態への脱励起のエネルギーギャップは水溶液中で0.16eVに比べて2.0eVに増加した。最初の溶媒和殻の緩和が含まれると,S_1ポテンシャルエネルギー面上の緩和過程はポテンシャルエネルギー面上の領域へ進行し,基底状態ポテンシャルエネルギー面への小さなギャップは0.43eVであった。これらの結果は,溶媒緩和が,地上とS_1電子励起状態の間のエネルギーギャップを制御する際に顕著な効果を持ち,DNA閉じ込めにおけるベレニルの蛍光特性の実験的観察を説明することを示した。Copyright 2020 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： エネルギーギャップ ,  基底状態 ,  *光ポンピング ,  分極 ,  *励起 ,  励起状態 ,  自転車 ,  一重項 ,  溶媒和 ,  *DNA【核酸】 ,  色素 ,  分子内力学 ,  量子論 ,  緩和現象 ,  ポテンシャルエネルギー面

分類 (1件)： 核酸一般  (EB04010U)

タイトルに関連する用語 (6件)： 光励起 ,  DNA ,  閉込め ,  トリアゼン化合物 ,  ベレニル ,  緩和動力学