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J-GLOBAL ID：202002254073023953   整理番号：20A0518439

糸魚川市駅北大火における被災樹木の実態について

Actual Condition of Damaged Trees by the Itoigawa Station North Area Conflagration

著者 (1件)： 岩崎哲也 (兵庫県立淡路景観園芸学校/ 兵庫県立大学緑環境景観マネジメント研究科)
資料名： ランドスケープ研究(オンライン論文集)(Web)  (Landscape Research Japan Online (Web))
巻： 12  ページ： 10-13(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0112A  ISSN： 1883-261X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2016年12月22日に発生した糸魚川駅北大火は,激しい南風のため,市街地に拡がり,伝統的で貴重な街路景観を焼き尽くした。火災は火災の発生点から風向によって北に,国道8号線と日本海が火災拡大を阻止するまで拡がった。住宅の混雑は,ほとんど空地がないことにより地域の火災による破壊を激化させた。庭樹木や森林などの樹木も被害を受けた。しかし,関東大震災から阪神・淡路大震災と東日本大震災までに至る荒廃地域では,町と共に被害を受けた樹木の存在と実態についてはほとんど記録されておらず,復旧過程においてこれらの樹木のほとんどを切断することが一般的に行われている。そこで本研究では,荒廃地域における樹木の状態を調査した。その結果,合計354の樹木が焼損地区に残っており,樹高が低い樹木については被害が比較的小さいことなど,残存樹の実態を把握できた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 新潟県 ,  *火災 ,  *被災 ,  *樹木 ,  震災 ,  地域 ,  災害復旧 ,  樹高 ,  *実態調査 ,  延焼 ,  風向
準シソーラス用語： 火災延焼 ,  荒廃地域 ,  市街地火災 ,  *糸魚川市 ,  大震災 ,  庭木

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分類 (3件)： 火災  (RA02020B) ,  公園,造園,緑化  (RD04020Y) ,  都市問題,都市防災  (RD01030O)

引用文献 (6件)：

• 1) 河田杰・柳田由蔵(1924):火災と樹林並に樹木との関係:土木学会誌10(2),403-424
• 2) 日本造園学会(1995):阪神大震災緊急調査報告書,125-129
• 3) 段林弘一(1999):阪神・淡路大震災と樹木: 地震に伴う火災による樹木の被害とその治療(第3 回大会講演要旨):樹木医学研究 3(2), 95
• 4) 岩崎哲也・新井孝次朗・永石憲道・森岡千恵・山下得男(2015):津波の被害を受けた都市樹木の2013 年までの状況について:造園技術報告集No.8,22-25
• 5) 糸魚川市報道発表資料(2017):<http://www.city.itoigawa.lg.jp/item/19850.htm#itemid19850> ,2017.2.2 参照

タイトルに関連する用語 (2件)： 被災 ,  樹木