抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
三陸沿岸海域における複雑な水塊の分布構造とその混合状態を計測するために,乱流微細構造観測装置等を用いた観測を2018年夏季に実施した.調査の結果,調査海域には沿岸系,津軽暖流系,黒潮,黒潮親潮混合水系及び親潮系の水塊が確認された.特に,津軽暖流系(沿岸表層),黒潮系(表層~中層),親潮系(深層)の水塊から顕著な3層構造が形成されていた.これらの水塊が異なる方向へ流れることで鉛直シアーを発生させることで強い乱流混合が発生していた.観測された混合構造が,水塊構造の形成及び物質輸送に貢献していると考えられる.(著者抄録)