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J-GLOBAL ID：202002254818032550   整理番号：20A2080956

高周波MnZnフェライトの磁区構造解析

Domain Structure Analysis of High Frequency MnZn Ferrite

著者 (5件)： 千葉龍矢 (トーキン) ,  村井健一 (トーキン) ,  三角彰太 (トーキン) ,  大河内拓雄 (高輝度光科学研究セ) ,  中村哲也 (高輝度光科学研究セ)
資料名： SPring-8/SACLA利用研究成果集(Web)  (SPring-8/SACLA Research Report (Web))
巻： 8  号： 2  ページ： WEB ONLY  発行年： 2020年08月21日 
JST資料番号： U1844A  ISSN： 2187-6886  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,当社の高周波用MnZnフェライト(B40)の磁区構造を観察することにより,従来品と比較して高周波で優れた低損失特性を示す起源を解明し,さらなる高特性材料開発の指針構築とすることにある。分光型低エネルギー電子・光電子顕微鏡装置(SPELEEM,BL17SU)[1]を用い,磁区観察を行った。その結果,B40材は結晶粒径が約3μm,磁区サイズも約3μmと小さいことがわかった。磁区サイズが小さいことより,磁壁密度は増える。磁壁密度が増えると磁壁は単位磁場当たりの移動距離が短かくなる。それにより,残留損失の一部と思われる,磁壁内で発生する異常渦電流損失の低減が図れ,また,結晶粒径が小さいことより,渦電流損失の低減が図れたものと推察される。(著者抄録)

シソーラス用語： *フェライト ,  マンガン化合物 ,  亜鉛化合物 ,  *磁区構造 ,  HF【周波数】 ,  損失 ,  電子顕微鏡 ,  磁壁 ,  渦電流 ,  X線吸収分光法 ,  マンガン亜鉛フェライト
準シソーラス用語： MnZnフェライト ,  高周波

分類 (2件)： 酸化物結晶の磁性  (BM06050E) ,  磁区・磁化過程一般  (BM06111M)

引用文献 (2件)：

• F. Z. Guo et al., Rev. Sci. Instrum. 78, 066107(2007).
• 近角聡信、強磁性体の物理、裳華房、p231-242

タイトルに関連する用語 (4件)： 高周波 ,  MnZnフェライト ,  磁区構造 ,  解析