高速道路網の効果的な信頼性改善のための種々の重要度指標の特性解析

NAGAE Takahiro; WAKABAYASHI Hiroshi

文献

J-GLOBAL ID：202002254967553715 整理番号：20A1857240

高速道路網の効果的な信頼性改善のための種々の重要度指標の特性解析

Characteristic Analysis of Various Importance Indices for Effective Highway Network Reliability Improvement

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資料名：
巻： 40 号： 2 ページ： 26-43 (WEB ONLY) 発行年： 2020年06月
JST資料番号： U0123A 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

潜在的な自然災害の脅威は,国家のレジリエンスを促進するために信頼性の高いネットワークを構築し維持する緊急性を必要としてきた。しかし全てのリンクを同時に改善することは予算の制約のために困難である。したがって,ネットワークの信頼性は最も重要なキーとなるリンクを改善することによって効果的に改善できる。著者らの既往の研究では改良クリティカリティー重要度(CIW)の方が信頼性重要度(RI)より良好なことを明らかにした。しかし,リンクの信頼性が増加するにつれてリンク改善の公平性に関する2つの指標の値の間の差は縮小する。本研究では4つの重要度指標を比較した。新しく追加した指標はFussell-Vesly重要度(FV)とリスク増加価値(RAW)であり,これらは信頼性の高いシステム(例えば原子力発電所)で使用されている。CIW,RI,FV,およびRAWを最終信頼性,リンクの信頼性の最大値と最小値の間の差(DBMM),および改善されたリンクの数について比較した。まずRIとRAWはCIWやFVに比べて最終信頼性をより良く改善する;しかし,その差は小さい。RIとRAWはCIWより大きなDBMMを与え,RIの使用がCIWやFVの使用よりも並列ルート間のより多くのギャップを意味することを示した。さらにCIWは改善されたリンクの数が最大なのでリンク改善の公平性の点で最良である。したがってCIWが推奨された重要度指標である。(翻訳著者抄録)

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道路工学一般

引用文献 (11件)：

Barlow, R.E. and Proschan, F. (1965) Mathematical Theory of Reliability. New York: John Wiley & Sons, Inc., p.6.
Birnbaum, Z. W. (1969) On the importance of different components in multi-component system. In: Krishnaiah, P.R., ed. Multivariate Analysis II. New York: Academic Press, Waltham, pp. 581-592.
Henley, E.J. and Kumamoto, H. (1981) Reliability Engineering and Risk Assessment, Prentice-Hall, Inc., pp. 418-436.
Iida, Y. and Wakabayashi, H. (1988). An efficient calculation method to obtain upper and lower bounds of terminal reliability of road networks using Boolean algebra. Journal of JSCE, No. 395/IV-9, pp. 75-84 (in Japanese).
Nagae, T. and Wakabayashi, H. (2015). Differences in network reliability improvement by several importance indices. Transportation Research Procedia, Vol. 10, pp.155-165.Available online at ScienceDirect, www.sciencedirect.com. Peer-review under responsibility of Delft University of Technology, ISSN 2352-1465, doi: 10.1016/j.trpro.2015.09.065.

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