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J-GLOBAL ID:202002255034523593   整理番号:20A1950916

5-員複素環を有する1,4-カルコゲンエステルの合成とキャラクタリゼーション【JST・京大機械翻訳】

Synthesis and characterization of 1,4-chalcogenesters bearing 5-membered heterocycles
著者 (12件):
資料名:
巻: 132  号:ページ: 117  発行年: 2020年 
JST資料番号: W4538A  ISSN: 0974-3626  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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1,4-(SeSiMe_3)_2-C_6H_4(1)の2当量のClC(O)R(2)(a,R=2~cC_4H_3O;b,R=2~cC_4H_3S;c,R=3~cC_4H_3S)による処理は,対応するフェニレンカルボセレノラート1,4-(SeC(O)R)_2-C_6H_4(3a~c)を生成し,一方,1:2モル比での1,4-(SLi)_2-C_6H_4(4)とClC(O)R(2)との反応はフェニレンカルボチオラート1,4-(SC(O)R)_2-C_6H_4(5a~c)を与えた。化合物3a-cおよび5a-cを元素分析,NMR(1H,13C{1H},77Se{1H})およびIR分光法によって特性化した。固体状態における3a-cと5a-cの分子構造を単結晶X線構造解析により決定した。カルボカルコゲン酸基と5員環のヘテロ原子は,互いに関して反転位であった。サイクリックボルタンメトリー測定は,これらの化合物の還元が元の化合物の未同定化学種への分解をもたらし,FcH/FcH+レドックス対に比べて5a-cで1480から1580mV,および5a-cで1480から1580mVの間の酸化還元電位を示す5員環複素環レドックス部分に対する不可逆還元過程を示した。また,チオエステル官能化系5a-cは,セレノエステル3a-cと比較して,硫黄原子の僅かな電子供与効果を反映して,著しく高い還元電位を示した。標記化合物の分子電子構造をDFT計算によってさらに調べ,複素環の性質に依存してLUMOエネルギーの低下により3a~cと5a~cの系列内のHOMO-LUMOエネルギーギャップの異なる程度を明らかにした。計算は,HOMOとLUMOが主にセレノエステル/チオエステル官能化複素環に位置することを示した。標題化合物の相転移温度とエンタルピーを示差走査熱量測定(DSC)分析により検出し,その相を偏光顕微鏡(POM)により確認した。メソモルフィック研究は,化合物5aがエナンチオトロピックスメクチックB(SmB)メソ相のみを示すことを示した。対照的に,他の化合物はメソモルフィック挙動を示さないが,固体結晶状態から等方性液体へ単純に変化した。化合物の生物活性を,異なる癌細胞株に対する細胞毒性アッセイを用いて評価した。化合物3cのみがMDA-231とPC-3癌細胞株に対して選択的細胞毒性効果を示した。フェニレンカルボセレノラート1,4-(SeC(O)R)_2-C_6H_4(3a-c)およびフェニレンカルボチオラート1,4-(SC(O)R)_2-C_6H_4(5a-c)の合成およびキャラクタリゼーションを検討した。6つの化合物の固体状態構造を報告した。電気化学的研究は不可逆的酸化還元事象を示した。DFT計算は,アリール置換基パターンに依存して異なるHOMO-LUMOギャップを明らかにした。さらに,液晶特性と生物活性試験も行った。Copyright Indian Academy of Sciences 2020 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (4件):
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非遷移金属元素の錯体  ,  有機半金属・有機金属化合物の結晶構造  ,  非遷移金属元素の錯体の結晶構造  ,  白金族元素の錯体 
タイトルに関連する用語 (2件):
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