文献

J-GLOBAL ID：202002255119992550   整理番号：20A0124623

Genescanにより検出された急性骨髄性白血病患者におけるFMS様チロシンキナーゼ3-内部タンデム重複変異対立遺伝子比(FLT3-ITD MR)の予後予測値【JST・京大機械翻訳】

The prognosis predictive value of FMS-like tyrosine kinase 3-internal tandem duplications mutant allelic ratio (FLT3-ITD MR) in patients with acute myeloid leukemia detected by GeneScan

著者 (6件)： Lyu Mengyuan (Department of Laboratory Medicine, West China Hospital of Sichuan University, Chengdu 610041, China) ,  Liao Hongyan (Department of Laboratory Medicine, West China Hospital of Sichuan University, Chengdu 610041, China) ,  Shuai Xiao (Department of Hematology, West China Hospital of Sichuan University, Chengdu 610041, China) ,  Jin Yongmei (Department of Laboratory Medicine, West China Hospital of Sichuan University, Chengdu 610041, China) ,  Su Jun (Department of Laboratory Medicine, West China Hospital of Sichuan University, Chengdu 610041, China) ,  Zheng Qin (Department of Laboratory Medicine, West China Hospital of Sichuan University, Chengdu 610041, China)
資料名： Gene  (Gene)
巻： 726  ページ： Null  発行年： 2020年 
JST資料番号： E0701B  ISSN： 0378-1119  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究は,急性骨髄性白血病(AML)患者の予後評価におけるFMS様チロシンキナーゼ3-内部タンデム重複突然変異体対立遺伝子比(FLT3-ITD MR)の有意性とカットオフ値を調査することを目的とした。本研究は249人の中国人AML患者を登録した。FLT3遺伝子のエキソン14と15は,ゲノムポリメラーゼ連鎖反応によって増幅された。GeneScanと単一ヌクレオチド配列決定も行った。参加者はカットオフ比としてFLT3-ITD MRの中央値を適用して高および低比FLT3-ITD MR(FLT3-ITD MR~低)に分類され,FLT3-ITDのない患者はFLT3-野生型(wt)として分類された。完全寛解(CR),再発寛解および全生存(OS)の期間を調べた。FLT3-ITDは58人の患者で検出された。FLT3-ITD MRの中央値は,すべてのAMLおよび非M3患者に対して,それぞれ0.31および0.29であった。全患者において,FLT3-ITD MR~高群は,これら3群間で最も低いCR率を示した(p<0.001)。FLT3-wt群,FLT3-ITD MR~低およびFLT3-ITD MR~高群は,それぞれ36.00か月(範囲:2.00~92.00か月),12.00か月(範囲:1.00~78.00か月)および14.00か月(範囲:0.00~79.00か月)の中央値OSを有した。FLT3-ITD MR~高群の被験者は,FLT3-wt群およびFLT3-ITD MR~低群におけるそれらより,それぞれ,2.675倍(95%CI:1.726-4.146;p<0.001)および1.879倍(95%CI:1.061-3.328;p=0.031)高死亡リスクを有した。非M3患者に対して,中央値OSは,FLT3-wt群,FLT3-ITD MR~低群およびFLT3-ITD MR~高群において,それぞれ35.00か月(範囲:2.00-92.00か月),9.5か月(範囲:1.00-74.00か月)および10.00か月(範囲:1.00-38.00か月)であった。FLT3-ITD MR高群の非M3患者は,FLT3-wt群よりも3.301倍(95%CI:1.423-7.661;p=0.005)高い死亡リスクを有していた。本研究は,FLT3-ITD MRがAML患者においてCRとOSに密接に関連することを見出した。さらに,FLT3-ITD MRは,非M3AML患者におけるOSの独立予後因子として役立つ可能性がある。FLT3-ITD MRに基づくリスク等級の分類は,個別化された治療と予後評価のために重要である。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 寛解 ,  突然変異 ,  PCR法 ,  *チロシンキナーゼ ,  ゲノム ,  *急性骨髄性白血病 ,  *直列接続 ,  *対立遺伝子 ,  野生型 ,  *予後
準シソーラス用語： 完全寛解 ,  *fms様チロシンキナーゼ3 ,  FLT3遺伝子 ,  カットオフ値 ,  *予後予測 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： 急性骨髄性白血病 ,  FLT3-ITD ,  予後 ,  突然変異対立遺伝子比

分類 (2件)： 遺伝的変異  (EC01030Y) ,  先天性疾患・奇形一般  (GD03010V)

タイトルに関連する用語 (10件)： 急性骨髄性白血病 ,  患者 ,  fms様チロシンキナーゼ3 ,  タンデム ,  変異 ,  対立遺伝子 ,  flt3 ,  MR ,  予後 ,  予測値