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J-GLOBAL ID:202002255281934753   整理番号:20A2355912

中部日本北部,青海蛇紋岩メランジェ中の角閃岩ブロックの地球化学と火成ジルコンU-Pb年代測定:カンブリア紀海洋地殻の沈み込みの可能性

Geochemistry and magmatic zircon U-Pb dating of amphibolite blocks in the Omi serpentinite melange, north central Japan: Possible subduction of the Cambrian oceanic crust
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資料名:
巻: 115  号:ページ: 313-321(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: G0150B  ISSN: 1345-6296  CODEN: JMPSCA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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日本の古生代前期の蛇紋岩メランジェは,環太平洋造山帯中の最古の高P変成岩を保存している。原始-日本の収束プレート境界の沈み込み開始時における構造体制を理解するために,中部日本,青海蛇紋岩メランジェ中の角閃岩ブロックに対して,全岩地球化学とジルコンU-Pb地質年代学の調査を行った。2つの異なる地点からの,研究対象とした角閃岩は,鉱物組み合わせが曹長石+クリノゾイサイト+角閃石±ルチル±チタン石で,それは,緑簾石-角閃岩相の変成作用を特徴付けている。角閃岩の全岩微量元素濃度は,斑れい岩質の原岩がおそらく海洋環境で形成されたであろうことを示唆する。2つの角閃岩試料から得られたジルコンU-Pb加重平均年代は,原岩がカンブリア紀に形成されたことを示す。研究対象とした角閃岩の原岩年代は,日本における古生代の蛇紋岩メランジェ中の前期古生代オフィオライトと高圧岩のそれらに相当する。この事実は,若いホットな海洋地殻がカンブリア紀に東アジアの収束プレート縁辺部に沈み込んだ事を意味する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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岩石成因論  ,  年代測定 
引用文献 (41件):

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