文献

J-GLOBAL ID：202002255472553571   整理番号：20A1314229

ダイヤモンドナノ粒子薄膜を用いた電子注入層

Electron Injection Layer by Thin Films of Diamond Nanoparticles

著者 (4件)： 後藤洋介 (東京農工大) ,  杉本有莉子 (東京農工大) ,  大石不二夫 (神奈川大) ,  臼井博明 (東京農工大)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 C(Web)
巻： J103-C  号： 6  ページ： 313-320 (WEB ONLY)  発行年： 2020年06月01日 
JST資料番号： U0472A  ISSN： 1881-0217  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電気泳動法(EPD)及び自己組織化膜(SAM)を介した吸着法の二つの手法を用い,ダイヤモンドナノ粒子(DNP)薄膜を形成した.EPDでは陰極表面にDNPが堆積し,DNP表面の官能基が反応することで安定な膜が形成された.一方,カルボキシ末端をもつSAMを電極表面に形成してDNP分散液に浸漬すると,自己制限的に極薄膜が吸着した.これらの方法でアルミニウム電極表面にDNP極薄膜を形成し,電子輸送性有機材料と銀電極を蒸着して電子オンリー素子を作製した結果,電極表面にDNP膜を形成することにより有機層への電子注入が顕著に促進されることが見いだされた.(著者抄録)

シソーラス用語： *薄膜 ,  *ナノ粒子 ,  *キャリア注入 ,  *層 ,  電気泳動 ,  膜 ,  電極 ,  超薄膜 ,  *電子注入 ,  *有機層 ,  自己組織化膜 ,  吸着膜 ,  アルミニウム電極 ,  *ダイヤモンド膜
準シソーラス用語： *ダイヤモンド薄膜

分類 (1件)： 薄膜成長技術・装置  (BK14020I)

引用文献 (29件)：

• 臼井博明,“自己組織化膜を用いた有機デバイス界面制御,” 電学論(C),vol.135, no.2, pp.140-145, Feb. 2015.
• M.A. Quiroz and E.R. Bandala, “Types of conducting diamond materials and their properties,” in Synthetic diamond films, E. Brillas and C.A.M. Huitle, ed., pp.57-75, John Wiley & Sons, Hoboken, 2011.
• J.C. Angus, “Diamond and diamond-like films,” Thin Solid Films, vol.216, no.1, pp.126-133, 1992.
• F.J. Himpsel, J.A. Knapp, J.A. VanVechten, and D.E. Eastman, “Quantum photoyield of diamond(111) - A stable negative-affinity emitter,” Phys. Rev. B, vol.20, no.2, pp.624-627, 1979.
• J. Ristein, “Diamond surfaces: familiar and amazing,” Applied Physics A, vol.82, no.3, pp.377-384,2006.

タイトルに関連する用語 (4件)： ダイヤモンド ,  ナノ粒子 ,  薄膜 ,  電子注入