抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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エンテロコッカス感染症の治療に対する臨床および研究所標準研究所(CLSI)ダプトマイシンMIC感受性ブレークポイントは,≦4μg/mlである。しかし,≦4μg/mlのMICを有する腸球菌による感染の治療のためにダプトマイシンを受けている患者は,治療失敗を経験する可能性がある。好中球減少性マウス大腿感染モデルにおける腸球菌に対するダプトマイシンの薬力学を評価し,Enterococcus faecalisとEnterococcus faeciumの静菌作用と1-log_10-CFU減少に必要な曝露を測定した。さらに,臨床的に達成可能な曝露でダプトマイシンの有効性を特性化した。6つのE.faeciumと6つのE.faecalis分離株(ダプトマイシンMIC,0.5から32μg/ml)を研究した。ダプトマイシンは,遊離薬物濃度-時間曲線対MIC比(fAUC_0-24/MIC)を1から148の範囲で達成するために24時間にわたって種々の用量で投与された。6,8,および10mg/kgの体重/日の投与後の平均ヒト曝露をシミュレートするダプトマイシン処方も検討した。有効性は24時間での大腿当たりのlog_10CFUの数の差によって評価した。Hill方程式を用いて,静菌作用と1-log_10-CFU減少を達成するために必要なfAUC_0-24/MICを推定した。E.faeciumでは,1-log_10-CFU還元は12.9(R2=0.71)のfAUC_0-24/MICを必要とした。E.faecalisでは,1-log_10-CFU減少が達成されなかったが,静止に必要なfAUC_0-24/MICは7.2(R2=0.8)であった。6mg/kg/日のヒト模擬処方で,1-log_10-CFU減少が3/3E.faecium分離株で観察され,MICは<4μg/mlであり,MICs≧4μg/mlの0/3E.faecium分離株であった。しかし,1-log_10-CFU還元は6つのE.faecalis分離株のいずれにおいても達成されなかった。これらの結果は,臨床データと共に,現在のブレークポイントの再評価を促進する。Please refer to the publisher for the copyright holders. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】