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J-GLOBAL ID:202002255602780702   整理番号:20A2762717

冠動脈損傷を伴う川崎病におけるHMGB1-RAGEの機序【JST・京大機械翻訳】

Mechanism of HMGB1-RAGE in Kawasaki disease with coronary artery injury
著者 (12件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 1-10  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7480A  ISSN: 2047-783X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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川崎病(KD)は,小児期に後天性心疾患を引き起こすアジア諸国における一般的であるが,まだ知られていない病因疾患である。それは,中サイズの動脈,特に冠状動脈の炎症性急性熱性血管炎を特徴とする。高移動度群ボックス-1蛋白質(HMGB1)は,215アミノ酸残基を含む真核細胞の核に存在する非ヒストン染色体結合蛋白質である。HMGB1の細胞情報伝達機構は現在不明であるが,HMGB1の主要受容体である高度糖化最終産物(RAGE)に対する受容体の重要な役割は詳細に報告されている。本研究の目的は,川崎病の冠状動脈損傷におけるHMGB1-RAGEの機構と臨床的意義を検証することであった。KDの患者の52の血液サンプルを採取して,冠状動脈Zスコアを心エコー結果に従って算出した。Zスコア≧2.0は,冠状動脈病変(CAL)として分類された;そうでなければ,それは冠状動脈病変(NCAL)であった。さらに,発熱群と対照群を設定した。それらの中で,発熱群は,KDと同じ期間(熱ピーク≧38.5°C)で気道感染による発熱の子供であった。正常群は,Nantong大学の外来診療所における日常的理学的検査の子供であり,小児介護保険の理学的検査センターであり,感染症および心疾患はなかった。各群のHMGB1,RAGE,およびNF-κBの血清レベルを,ELISAによって検出した。KDの動物モデルをニュージーランドの若いウサギを用いて確立した。RT-qPCR/HE染色/免疫組織化学/ELISAおよびウェスタンブロットを用いて,HMGB1/RAGEおよびNF-κBのレベルを検出した。この研究では,HMGB1/RAGE/NF-κB軸がKDの子供の血清で上昇することを見出した。さらに,KDの動物モデルを,冠状動脈の病理学的変化を調べるために調製した。KDのウサギにおけるHMGB1/RAGE/NF-κBの血清レベルは,対照群のそれらより有意に高かった。さらに,冠状動脈の内腔直径はわずかに拡大し,チューブの壁は薄くなり変形していた。加えて,冠状動脈におけるHMGB1/RAGE/NF-κBレベルは,急性相においてKDを有するウサギにおいてより高かった。全体として,この研究の知見は,HMGB1/RAGE/NF-κBの発現がKDの異なる段階で変化し,HMGB1/RAGE/NF-κBシグナル伝達経路がKDにおける血管損傷において重要な役割を果たすことを示唆する。本研究の結果は,KDにおける冠動脈病変の早期警戒に対して重要な意味を持つ可能性がある。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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生物学的機能  ,  細胞膜の受容体 
引用文献 (32件):
  • Pediatrics; A new infantile acute febrile mucocutaneous lymph node syndrome (MLNS) prevailing in Japan; T Kawasaki, F Kosaki, S Okawa, I Shigematsu, H Yanagawa; 54; 1974; 271-276; citation_id=CR1
  • Catheter Cardiovasc interv; Arterial complications associated with cardiac catheterization in pediatric patients with a previous history of Kawasaki disease; RC Gurofsky, T Sabharwal, C Manlhiot; 73; 2009; 809-813; 10.1002/ccd.21892; citation_id=CR2
  • Mediterr J Hematol Infect Dis; Very early development and recognition of coronary involvement in a febrile infant with typical signs of Kawasaki disease; D Buonsenso, S Cristaldi, A Reale, IT Jacobis, L Granata, A Marchesi; 10; 2018; e2018037; 10.4084/mjhid.2018.037; citation_id=CR3
  • Global Cardiol Sci Pract; Aneurysmal coronary artery disease: an overview; MS ElGuindy, AM ElGuindy; 2017; 2017; e201726; citation_id=CR4
  • Paediatr Int Child Health; Predictors of intravenous immunoglobulin resistance and coronary artery aneurysm in patients with Kawasaki disease; N Chantasiriwan, S Silvilairat, K Makonkawkeyoon, Y Pongprot, R Sittiwangkul; 38; 2018; 209-212; citation_id=CR5
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