抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】MRI-T2*は,β-重症サラセミア(β-TM)患者における心筋,肝臓および膵臓鉄の沈着度を定量的に評価し,心筋鉄沈着と肝臓および膵臓鉄沈着との関係を検討する。【方法】2014年5月から2016年1月までに,心臓,肝臓,膵臓MRI-T2*検査を受けた109例のβ-TM患者の臨床,実験室,およびMRIデータを遡及的に分析し,心筋T2*値および肝臓と肝臓をSpearman相関分析によって分析した。膵臓T2*値の関係。A群(n=32)に心筋と肝臓鉄を沈着させ、肝臓鉄沈着のみ、心筋鉄含量が正常の患者にB群(n=69)を入れ、心筋、膵臓鉄沈着の患者をC群(n=34)に組み入れ、膵臓鉄沈着のみ。D群(n=58)の心筋鉄含有量の正常な患者を,A群とB群の間のT2*,C群,およびD群の膵臓T2*値の差異を比較するために,2つの独立サンプルと比較したWilcoxon順位和検定法(Wilcoxon)を用いて比較した。肝臓、膵臓R2*(1/T2*)を用いて、心筋鉄沈着のROC曲線を予測する。[結果]109例のβ-TM患者の心筋、肝臓、膵臓T2*の中央値はそれぞれ27.7(3.245.4)ms、1.8(0.718.6)ms及び6.1(1.142.9)msであった。心筋鉄沈着(T2*<20ms)34例(31.2%),肝臓鉄沈着(T2*<6.3ms)101例(92.7%),膵臓鉄沈着(T2*<26ms)92例(84.4%)を診断した。心筋鉄沈着の最小年齢は7歳で、肝臓と膵臓鉄沈着の最小年齢は5歳であった。心筋T2*値は肝臓、膵臓T2*値と正相関を呈した(rはそれぞれ0.453、0.597、P<0.001)。A群の肝臓T2*値はB群より低く(Z=3.048,P=0.002),C群の膵臓T2*値はD群より低かった(Z=6.682,P<0.001)。肝臓、膵臓R2*(1/T2*)の心筋鉄沈着を予測するROC結果は以下のとおりである。曲線下面積はそれぞれ0.660(P=0.009)、0.933(P<0.001)、95%信頼区間はそれぞれ(0.5430.777)、(0.8810.985)であった。[結論]β-TM患者の肝臓、膵臓鉄沈着の発生は早く、かつ普遍的であり、心筋鉄沈着より早かった。肝臓、膵臓鉄の沈着は心筋鉄の堆積と関係があり、両者の結合は心筋の鉄沈着を予測するのに用いることができる。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】