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J-GLOBAL ID:202002256027633889   整理番号:20A0662929

腫瘍誘発性増強遺伝子デリバリーのための腫瘍細胞外pHに応答する表面電荷スイッチ可能な高分子/DNAナノ粒子【JST・京大機械翻訳】

Surface Charge Switchable Polymer/DNA Nanoparticles Responsive to Tumor Extracellular pH for Tumor-Triggered Enhanced Gene Delivery
著者 (6件):
資料名:
巻: 21  号:ページ: 1136-1148  発行年: 2020年 
JST資料番号: W1325A  ISSN: 1525-7797  CODEN: BOMAF6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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腫瘍細胞外pH(pHe)により腫瘍部位に到達する際に表面電荷を切り替える機能を有する腫瘍標的表面電荷スイッチ可能な高分子遺伝子デリバリーシステムを開発した。配送システムを2段階で製作した。最初に,β-シクロデキストリン-オリゴエチレンイミン星状高分子(CD-OEI)とプラスミドDNA(pDNA)の間に正に荷電したポリプレックスナノ粒子を形成した。次に,CD-OEI/pDNAポリプレックスナノ粒子を,三成分錯体を形成するために静電相互作用によりpH応答性アニオン性高分子で被覆した。pH応答性アニオン性高分子は,2,3-ジメチルマレイン酸無水物(PPDと表示)で修飾したポリ-(エチレングリコール)(PEG)とポリ-(2-アミノエチルメタクリレート)(PAEMA)のブロック共重合体であった。被覆高分子を無水コハク酸(PPSと表示)で修飾した少量のpH非感受性PEG-pAEMAと混合し,期待される腫瘍誘発増強遺伝子デリバリーを達成するためにpH応答特性を持つ平衡負電荷及びPEG遮蔽表面を与えた。生理的pH7.4では,陰イオン表面被覆の電荷遮蔽とPEG化により,負に帯電したCD-OEI/pDNA/PPD+PPSポリプレックス複合体は,血清蛋白質と非標的成分との望ましくない相互作用を避けることができた。しかしながら,PPDのアミド結合はpH変化に敏感で,酸性pHe(<6.8)下で容易に加水分解され,カルボン酸による求核触媒作用により第一アミン基を露出させることができた。共重合体中のPEGブロックを用いて,表面遮蔽効果をさらに強化した。著者らのデータは,優れた粒子塩安定性と血清耐性がPPD+PPS表面被覆を通して達成されたことを示した。CD-OEI/pDNA/PPD+PPS複合体は,中性pH7.4でより低い細胞取り込みとトランスフェクション効率を達成し,一方,非被覆ポリプレックスと比較して酸性pH6.5で同等の細胞取り込みとトランスフェクション効率を示し,表面電荷スイッチングが良く機能することを示した。Copyright 2020 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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遺伝子操作 

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