抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:慢性閉塞性肺疾患(COPD)合併2型糖尿病(T2DM)患者の好中球/リンパ細胞比(NLR)とフィブリノーゲン(FIB)レベル及びその相関性を検討する。方法:安定期COPD患者120例を選択し、疾患状況により患者をA、B、C群に分け、A群COPDはT2DMを合併しない患者(40例)、B群はCOPD合併T2DMと微小血管病変なし(40例)。C群はCOPD合併T2DMに微小血管病変を有する患者(40例)である。患者は朝空腹に静脈血を採取し、白血球、好中球及びリンパ細胞の計数を測定し、NLRを計算した。FIB,トリアシルグリセロール(TG),総コレステロール(TC),低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C),高密度リポ蛋白質コレステロール(HDL-C),高感度C-反応性蛋白質(hs-CRP)を酵素結合免疫測定法(ELISA)で測定し,肺機能を測定した。結果B、C群の喫煙年限、1年以内のCOPDの急性加重入院回数、高血圧歴の割合はA群より高かった(いずれもP<0.05)。A、B、CグループのNLR、FIBレベルは順次上昇し、グループ間の多重比較は統計学的有意差があった(すべてP<0.05)。安定期COPD患者において、T2DMと喫煙の年限、1年以内のCOPDの急性加重入院回数、高血圧歴、NLR及びFIBとの間に正の相関(rsはそれぞれ0.125、0.151、0.231、0.342、0.312であった。すべてP<0.05)。安定期COPD合併T2DM患者において、微小血管病変の有無は喫煙年数、高血圧歴、NLR及びFIBと正相関を呈した(rsはそれぞれ0.143、0.198、0.421、0.350、すべてP<0.05)。多変量ロジスティック回帰分析の結果,NLR(OR=1.644,95%CI;1.3591.899,FIB(OR=1.647,95%CI);1.3861.931)の上昇は安定期COPD患者合併T2DMの危険因子である;NLR(OR=1.731,95%CI;1.4561.978,FIB(OR=1.698,95%CI);1.5431.928の上昇は安定期COPD合併T2DM患者の微小血管合併症発生の危険因子である。結論:COPD合併T2DM及び微小血管病変はNLR、FIBと相関があり、NLR、FIBは安定期COPD合併T2DM病状の重症度及び予後を評価する生物学的指標である。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】