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J-GLOBAL ID：202002256187192152   整理番号：20A1501501

樹冠の状態によって変わる森林の中で雨の降り方をレーザーセンサで解明

著者 (15件)： 南光一樹 (森林研究・整備機構 森林総合研) ,  飯田真一 (森林研究・整備機構 森林総合研) ,  LEVIA Delphis F. (デラウェア大) ,  堀田紀文 (東大) ,  田中延亮 (東大) ,  鈴木雅一 (東大) ,  篠原慶規 (宮崎大) ,  尼崎博正 (京都造形芸術大) ,  山田耕三 (花豊造園) ,  酒井直樹 (防災科学技術研) ,  GIAMBELLUCA Thomas W. (ハワイ大 マノア校) ,  MUDD Ryan G. (ハワイ大 マノア校) ,  NULLET Michael A. (ハワイ大 マノア校) ,  SUN Xinchao (天津大) ,  TANTASIRIN Chatchai (カセサート大)
資料名： 森林総合研究所研究成果選集
巻： 2020  ページ： 06-07  発行年： 2020年07月 
JST資料番号： J0619A  ISSN： 1348-9828  資料種別： 逐次刊行物 (A)
発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 森林の樹冠は,森林の中の雨の降り方を変え,地表での土砂移動や地中への水の浸透を変化させます。本研究では,森林の中と外とで同時にレーザーセンサで計測した雨滴データを活用して,森林の中で降る雨の種類を分ける手法を開発しました。3カ国,12樹種で測定した世界最多の森林の中の雨滴データを解析し,針葉樹と広葉樹,葉の有無,樹冠の濡れ具合による森林の中の雨の降り方の違いを明らかにしました。概ね,針葉樹に比べて広葉樹の方が,森林の中で降る雨の中に大粒な雨滴の割合が多く,サイズも大きいことがわかりました。この成果は施業による樹冠の変化が水源かん養機能や表土保持機能に与える影響を予測する上で重要な知見になります。(著者抄録)

タイトルに関連する用語 (4件)： 樹冠 ,  森林 ,  雨 ,  レーザーセンサ